ムーンライト・イン

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 918
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041110782

感想・レビュー・書評

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  • マリー・ジョイの言う通り。日本人はずっと言えないことが多すぎるんだね。

  • 祭りのあと。

  • 色々考えさせられたけど、一番感じたのは親子の難しさでしょうか。塔子さんの境遇が似ていて、とても共感しました。そういうの、子供にはわかってもらえないものなのかなと悲しくなります。日々いっぱいいっぱいなのに金銭的なことは太刀打ちできないです。
    ささやかだけど幸せな気持ちで人生を過ごしたいです。

  • 栗田拓海、新堂かおる、津田塔子、マリー・ジョイ
    かつてペンションだった中林虹之助の住まいで、はからずも同居することになった5人の話。
    セクハラ、パワハラ、外国人労働者、LGBT、高齢化、親子の確執など、さまざまな社会問題を「自分の問題」として抱えている登場人物の悩みやおそれ…重たいテーマが潜んでるのに読後感が清々しいのは軽井沢や清里を彷彿とさせる高原が舞台だから?転地療養…効果抜群。
    女性と若者を応援する作品。

  • 以前ペンションだった所にシェアハウスのようにして暮らす5人。
    それぞれ訳あり。
    かおるさんは再び帰ってくるか、そしてマリージョイと拓海は結ばれるのか?
    後は読者がそれぞれ妄想すべしということかな?
    塔子さんの息子はイギリスで恋人が出来て、それは同性愛ではあるけどすんなりと受け入れてるところはいいなと思いました。その相手が母親を大切にしなさいと言ってくれているのが嬉しかったんだろうな。
    虹さんはどうするのかな?
    そしてムーンライトインは存続するのかな?
    と色々読み終わってから思いに浸っています。


  • 生まれ持った宿命をやり遂げるために
    こうやって人と関わるようにできてるんだろうなぁ

    息子って連絡してこないもの

    男は女次第
    って、納得。

  • 自然の美しい片田舎で、お料理好きな人、介護士の資格を持つ人、野菜や果物を育てる人、立ち入り過ぎない適度な距離でみんなの得意なことを持ち寄って暮らせたら…
    そういう夢のような暮らしを、みんな長くは続かないと知りながら送っている。
    読んでいて、私にはこういう事情があるからこんな生活はムリ、と思ってしまうけど、登場人物たちもちゃんとそういう事情を持っていて、ただ羨ましいお話で終わらないところがいい✨

  • 幕開けは、どこか奇妙で不穏なムード。
    読み進めるうちに、登場人物の背景が明らかになり、印象が変わっていく。
    つらい時は逃げ出してもいいから、とりあえずやるだけやってみよう、と思える作品。

  • 良かった。一気読みした。後半はティッシュが手離せなかった。色んな世代の親子関係や恋。主人公拓海がもう少し深く掘り下げてたら、と。

  • 其々の事情を抱えた5人が一軒の家に一緒に住む。そこは都会から離れた寂れた避暑地の様なところ。
    そこに暮らすも其々の事情は抱えたまま。
    その事情がどれも中々気になる内容。
    この5人がどう事情を切り抜けるのか。
    事情も思いも其々なんだよね。

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著者プロフィール

1964 年東京都杉並生まれ。小説家、エッセイスト。出版社勤務、フリーライターを経て、2003 年『FUTON』でデビュー。2010 年『小さいおうち』で第143 回直木三十五賞受賞。同作品は山田洋次監督により映画化。『かたづの!』で第3 回河合隼雄物語賞・第4 回歴史時代作家クラブ作品賞・第28 回柴田錬三郎賞を、『長いお別れ』で第10 回中央公論文芸賞・第5 回日本医療小説大賞を、『夢見る帝国図書館』で第30 回紫式部文学賞を受賞。

「2022年 『手塚マンガで学ぶ 憲法・環境・共生 全3巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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