地球から来た男 (角川文庫 ほ 3-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041303221

感想・レビュー・書評

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  • 中学、高校生の頃に触れ、そのスマートな文章と世界に引き込まれた。当時はブラックユーモアと風刺に面白みを感じていたが、歳を取りあらためて読みなおし、別の面白さを知った。孤独感やさまざまな淋しさを読後体感した。内容も現在と違和感がない。時代を超えて通じる作品。

  • 初の星新一作品。
    初版が昭和58年というからビックリ。
    全く古さを感じませんでした。

    表題作の地球から来た男、ブラックユーモアがきいていて、のっけから引き込まれました。

    しかしどうもショートストーリーと言うものが苦手で。(苦手というか慣れていない)
    ペース配分が今一掴めず、勿体無い読み方をしたかも。
    でもとても楽しめたので他の作品を読んでみよう。

    表紙のイラストが好き。

  • 星新一2冊目。初版は昭和58年なのに古さをほとんど感じない。普遍的な面白さがある。短い話の中で落ちがしっかりあるのがやっぱり凄い。特に好きなのが「包み」。巻末解説の桜庭一樹さんも同じだった。包みの中を想像して色々な絵を描いて有名になっていくという変わったサクセスストーリー。他にも各話ごとにSFのアイディアがあり読んでいて楽しい。

  • 「包み」が唯一誰も傷つかない話で好きだった。

    わりと似たような雰囲気、オチの話が多かった。
    最近流行りの作風の刺激的なオチをマイルドにした感じ。
    ディストピアに分類されそうなのもいくつかあった。

  • 17編のSS
    どれも短いながらその世界に入れて、おわってしまうのが惜しくなる。たとえ不運な終わりでも嫌な気分はそこまで強くなく、主人公とともに受け入れられるのは文章の力なんだろうなあ。

  • 次に長めの本を読む前の箸休めに。 尻切れ感があるのと上手く落ちてるのと半々な感じ。どんな長編小説も削りに削ればこんなんなのかなー。

  • 不思議な話。
    モヤモヤしたり、ゾクっとしたり。
    世にも奇妙な物語に似てる。

    短編集よりも更に短い、ショートショート集。

    挿絵が可愛い。

  • 表紙がきれいで手にとって、ぱらぱらみたら解説が桜庭さんだったので買っちゃいました。やっぱ面白いなー!「住む人」「包み」とかが好きです。

  • 何十年も前に書かれたお話なのに現実味があって、だけど、現実の世界とはかけ離れていて、掴もうとして手を伸ばすのに指の隙間から通り抜けていってしまうような不思議な感じがしました。

  • ショートショート。

    「包み」「戦士」「住む人」が好き。

著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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