悪魔の百唇譜 金田一耕助ファイル16 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041304280

感想・レビュー・書評

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  • 金田一耕助シリーズ。横溝正史の同シリーズは血縁ドロドロ系と変態チックなエログロ系に大別されると思うんだけど、本作はエログロ系。正史の作品としては、いささか凡庸な出来と思います。あろ、子供には読ませられない作品だな。

  • 横溝正史得意のエログロな作品であるが、他の作品に比べるとボリュームが少ないせいか物足りなさを感じる。

  • 百唇譜ってそういうものだったのね…!セクシーというか悪趣味というか。事件自体の印象はあまり強くない。

  •  情事の写真をネタにゆする男。なんと言いますか三文小説の設定のようです。都会を舞台にした横溝は苦労したというような文章を読んだことがありますが、確かに苦労してたのかもしれません。
     ほんのちょい役らしき人のヒントでトリックの一つが解けるものどうかと。

  • 横溝さんの小説には奇妙な収集癖をもつ人物がしばしば登場します。百唇譜もそういう登場人物がありますが、これは異常さが際立つ作品。

  • 刑事が多すぎて混乱した。
    割とえげつない事がさらりと上品めな文章で書かれているので、「え…それって…」と文章の二度見状態になること幾たび。
    一部唐突過ぎる箇所もありましたが、珍しく金田一が名探偵らしさを発揮していて面白かったです。

  • 金田一耕助シリーズ

    乗り捨てられた車の中から見つかった女の死体。女の夫のアリバイ。夫の会社のあるビルから盗まれた車。再び見つかった男の死体。被害者は殺された恐喝者の弟子。「悪魔の百唇譜」の秘密。

     2009年10月25日再読

  • 金田一耕助の面白さは謎解きではなく、意外さにあると思ってる。これは特に意外性が大きかったわけではないが。

  • 長編のわりには短いのですが、登場人物が多く途中で混乱してしまいます。
    金田一耕助シリーズの中では、犯人の付箋が早い段階からあり、意外にわかりやすいですが、いろいろ怪しい人びとが登場し、どの人も疑わしく思えてしまいます。
    終わり方が好きでした。

  • 金田一シリーズ。
    漫画の金田一少年の下敷きになっているので、読みやすいですが、こちらのほうがおどろどろしくて、すきです

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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