- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041314180
感想・レビュー・書評
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短編集9編。
色んな境遇の女性のアバンチュールな恋模様が描かれています。
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それは時に優しくて、残酷で、切なくて、暖かい。
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まるで暖かい溶けかけのアイスをスプーンで優しく掬い、舌の中に入れた瞬間に広がる幸福なエロティシズムを楽しんでいる気持ちになります。
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大人の女性にもオススメですが、少し背伸びをして若い世代の方にも楽しめる作品だと思います詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昔映画を見て原作があるのね、と思って読んだ。こっちのラストの方が好き。山崎まさよしの「水のない水槽」のイメージ。
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短編集。
表題作がいちばん印象深くて意味合いも深く感じる。ジョゼも虎も魚も、クミにとって望んだもの。でもそれが得られた先には幸福(死)がある。幸福と死をはっきり同意義だと言うのも、それまでのジョゼの過去とか思考があってこそ響くものがあるなと感じた。
夜更けの水族館にいるようだという描写が綺麗。
他の作品も、印象深い文章はあったけど。私にはそこまで共感はできなかったのが残念。 -
大人には、
人には言えない、
複雑な感情•男女の関係があるね、
って話。 -
この作家の作品は初めて読んだけれど、好きな文体ではなかった。何より関西弁が強すぎて全く頭に入ってこない。かと言って地の文が自分好みかと言うとそうでもなくて、すぐに眠くなってしまって読み切るのにとても苦労した。再読はなしかな。ごめんなさい。
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ん、何を言いたいのか、よくわからない短編が多かったなぁ。
男性で、コレすごく面白い!って思う人少ないんじゃね?
とかちょっと思った。 -
《図書館本》タイトルになっている「ジョゼと虎と魚たち」はもても綺麗なおとぎ話のようでした。他の話は私にはあまり合わなかった。
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関西弁のキツさが気になってしまい読むのが大変だった。自分が関西弁に慣れてないせいもあり、失礼な表現ひなってしまうけれど標準語だったらもっと楽しめたと思う。話自体は面白くて、共感したり感心したり色々考えさせられた。
一番よかったのはやっぱり表題の「ジョゼと虎と魚たち」。映画になっていたから長編だとばかり思っていたけれど、短編で驚いた。単純にジョゼが可愛くて好きになったところもあるけれど、短い中でも重みを感じられる二人の歳月と瑞々しい雰囲気が良くて何度も読み返したくなった。 -
読むときの心境に左右される部分もあると思うが、「気色悪い」というのが正直なイメージ。
女性にしか良さが分からない本があると思ってるがこの本もその一つだと思う。
そもそも、短編が苦手なのかもしれない。