青山娼館 (角川文庫 こ 3-7)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041494172

感想・レビュー・書評

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  • 心理描写が秀逸

  • どんなことがあっても生き抜いた方がいいという伝言だと理解した。
    それ以外に読み方が分からない。

    青山という地名が,高級感を醸し出しているのだろうか。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    「恋は御法度よ」会員制娼館のマダム塔子は言った。娘と親友を亡くす不幸のどん底から、高級娼婦という仕事に行き着いた奈月(32)。青山に佇むその旧い館には、白檀の香りと真に拮抗する男女の関係があった。身体をぶつけ合い、生の実感を取り戻す奈月は、やがてマダム塔子の過去を知ることになる―。怒りと悲しみに満ちた人生が交錯し、身体から再生していく日日を描いた全く新しい衝撃作。話題騒然、待望の文庫版。

    やっぱりこの作者の描く男性のことは好きになる。背筋の伸びた、透明感のある男性なんだよね。
    性を売ることで生きていることの確認をする。
    へんな言い草だけど、それが正しいのだと思う。でも痛いけどね。
    傷を付けて血を流し、それを見てああ、生きている!と感じるように性を売る。だから悲壮感がないのだと思う。

    何があっても生き抜く強さ。
    それは強いというのだろうか?

  • 終わっても、一緒に生きて行く。
    マダムの受け入れて乗り越えるまでがサラッと書いてあるけど、そういう話し方が出来るまでにどれだけ時間がかかったんだろう。
    あっという間の2時間だった。

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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