- Amazon.co.jp ・本 (124ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041673607
感想・レビュー・書評
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寂しい言葉と、寂しい写真が好きな詩集です。
人を想うことは寂しい、と気付かせてくれます。
期待しない、夢を見ない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2006年刊行。僕の読んだ2冊目の銀色夏生詩集。
素敵な写真と、タイトルの付いた詩と、つかない言葉たち。
それぞれが切なく心に響いてきてとても良かった。 -
銀色夏生さんは、母が若い頃から好きで、 母の本棚にたくさん詩集があった。小学生の頃から、わからないなりにわかろうとして、仕事で忙しい母に少しでも振り向いて欲しくて、手にとっては読んで、この詩が好きとか、あの詩がいいとか言ってみたりして。
常に母の人生の隣にあったこの詩集を、今は私が集めています。子の人生というのは本当に母親に影響されるようで。 -
職場が変わって、不安でいっぱいのときに読んだ本。
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だれかを想うその胸に やさしくひびく写真詩集
私たちは進みます あなたの愛を背にうけて ふりかえらずに進みます あなたに愛を返すため- 人生は限りなく続く荒野か 希望あふれる海原か だれかを想うその胸にやさしくひびく写真詩集
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こちらも、理由あって再読。懐かしいね。 -
自分を励ますような詩がたくさん盛り込まれている作品。
結局過去未来を気にしたって、しょうがないよね。
表題の「やがて今も忘れ去られる」は、
目の前のことにとらわれすぎていると感じたら、
頭でぼんやり思い出しております・・・ -
なかなか分かりづらい詩もあるけど、時々なかなかいいのもあった
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なんとなく歌詞みたいな詩が多い。最初のほうの「夜の砂浜に」という詩と、最後のほうの秋桜の写真が好き。
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苦しみがないと楽しさには触れられない。痛みがわからないと本当の喜びも掴めない。どんな苦しみもどんな痛みもどんな時もやがて忘れ去られてゆく。それは希望でもある。
(20120603)