くるぐる使い (角川文庫 お 18-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847053

感想・レビュー・書評

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  • 08.05/30 08.06/01

  • うぇーんて泣いてしまいそう、いい話だ。江戸川乱歩が好きだからという理由がここまで書けるっていう裏づけではなくて、やっぱりこの人なりに自分の思いつきや心の中や人との向かい合い方というのがここに良く書かれているなと思う そしてそれが、誰かを傷つけたり傷つけなかったり、結局ただゆるやかに殺されながら許されながら、それでもステージに上がったり、コミュニケーションをしたりというところで現れていると思う くるぐる使いとか、人の欲と、愛情と、優しい心と、理性と、私欲とっていうのがもう絶対に絡み合ったり、うまい具合にまわっていくものではなくてそれらが別々に存在していながら、愛情とかがぽっかり浮き上がってきたり、優しい心が壊されてしまったり、っていう無常を感じさせてそこはくらい、でもゆるすしかない、ゆるされることもない、ゆるすこともできない、ってことがさらに理不尽に生きていくことに立ちふさがっているということの中での救いが書かれているように思う SFとかよりすごい愛の物語ってかかれていても不思議じゃない

  • 毒電波。

  • オーケンの小説の中では最も好きな作品であり、最も優れた作品だと思ってます。
    きっちりと組み立てられた構成が気持ちいい短編集。
    「狂気」を大きなテーマとして前面に出していて、彼の著作では異色です。

  • ・友人絶賛の一冊である短編集。表題作の「くるぐる使い」だけは読んでくれといわれたのですが、確かにすごかった。不思議な雰囲気で面白かったです。

  • オチが読めてしまうのが殆どだけど、面白かった。

    ギャグっぽい
    「憑かれたな」
    が好きかな〜

    元ネタというか何かに影響された作品が多いのでそれがわかると楽しいかも。(逆の作用がある場合も)

  • 憑かれたなまで

  • 愛おしくやるせない世界観。

  • 泣かないやつはどうかしてる

  • 不思議な夢のようなのです。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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