ステーシーズ 少女再殺全談 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 937
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041847176

感想・レビュー・書評

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  • なんかよくわかんないけど、ちょっと感動した。

  • オーケンファンの友人の勧めで読んだのですが、サクサク読み進められました。
    “再殺部隊”など筋肉少女帯の楽曲と併せて読むとなお良いです。

    グロくてエグくて理不尽なのにあたたかい、しかしやはりどこか釈然としない物語。
    哲学的であまりに難解、とまではいかずとも解るような解らないような……という感じはあります。しかし同時に言葉の美しさも感じられました。読者の想像力を掻き立てるのがとても巧いです。その点はさすがオーケンという感じです。


    結構皆さん「グロすぎる」と感じる方がかなり多いようなんですが、私はえげつないホラーを多少読み慣れているせいかそれほど怖くはありませんでした。当然ですが個人差はあります。

    あ、あとがきはちょっと笑えますよ。

  • ヴィレヴァンで見かけて表紙買いしたらクリーンヒット。これぐらいのグロテスクと理不尽さが一番好きです。ステーシーズ本編もだけれど番外編のゾンビ・リバーも好き。どちらかというとゾンビ・リバーの方がグロで理不尽かもと。あとがきで大槻氏がこれをCGなしで実写化したいと言っていたけどそれは果たして…

  • 最後が少し小さくまとまってしまった気がしますが何とも言えない読後感に襲われた。
    ゾンビ化した15歳~17歳の少女を細かい肉片にして再び殺す『再殺』。
    グロい内容なのに、エグい話なのに切ない。
    序章の詠子と渋さんの話、風鈴の短冊に書かれた詠子の告白にうっかり泣けました。始まりの数十ページで泣かされるとは思わなかった。

    これを読んでから筋少の『再殺部隊』を聴いて居た堪れない気持ちになった。

  • 面白かった。エンターテイメント性抜群です
    B級映画を観たような、それでいて哲学性も感じるような。
    もっとケンヂさんの本が読みたくなりました

  • どんなに愛した人でもゾンビにのようになってしまい、殺さなければいけないというのが悲しいと感じました。
    自分の罪の意識を再認識した様子が分かりやすかったです。

  • グロいくせに切ないとかちょっと卑怯だ。一風変わった恋愛物に弱い人にはいいかも。

  • 久々に大槻ケンヂ熱が復活しました。

    15~17歳の少女たちが次々と謎の病に倒れ、ゾンビのように復活する世界。
    気持ち悪い気持ち悪いと思いながらもついつい読み進めてしまう不思議な文体だった。

  • 少女ゾンビサイケホラースリラー!みたいな感じかなあ

    嶽本野ばら好きな女の子がすすめてくれた大槻ケンヂ!はじめてだよー大槻ケンヂ
    彼のことはよく・・というか全く名前しか知らないけど、物書きってことはなんだろう・・どっかで知ってたなあ
    ダヴィンチかな? 羽海野チカさんと仲良し?とかなんかで知ったような

    うーんこれは
    面白くなくもないけど・・
    ゾンビ映画(ドーンオブザデッドとかバイオとか)のようでした
    少女限定ゾンビってのがよくわからないし、みんな15~17でゾンビになったら人類滅びちゃうじゃん!みんなじゃないのかな・・?
    妹が!とか恋人が!とかなんか悲しいなー

    よくわからなかったけど、お医者さんが再殺部隊でほもほもしいのがちょっと面白かった。

  • 15歳から17歳の少女がある日突然謎の死を遂げ、人肉を求める屍少女「ステーシーズ」と化してしまう。
    少女を止めるには少女の体を165にバラバおラにしなくてはいけない。
    バラバラにするのが少女の恋人だったり、父親だったり、友達だったり・・・
    内容は血肉飛び交うスプラッタ小説・・・かと思いきや切ない恋愛小説。
    詠子が無邪気で可愛らしい。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。82年ロックバンド「筋肉少女帯」ボーカルとしてデビュー。その後もロックバンド「特撮」でも活動。その特異なキャラクターは音楽だけにとどまらず、映画、テレビ、小説やエッセイなど多岐にわたる分野で人気を集める。著作「くるぐる使い」「のの子の復讐ジグジグ」は2年連続で星雲賞を受賞。また『グミ・チョコレート・パイン』シリーズのほか『ロッキン・ホース・バレリーナ』『縫製人間ヌイグルマー』『いつか春の日のどっかの町へ』など著書多数。

「2022年 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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