太陽の王ラムセス 3 (角川文庫 シ 20-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042836032

作品紹介・あらすじ

ファラオとなって四年、二十七歳の青年王ラムセスは自然を超えた類稀なる力をそなえ、民から深く敬愛されていた。だが、平和は長くは続かない。西アジアの強国、宿敵ヒッタイトが遂に牙をむいたのだ。蛮勇を誇るヒッタイト軍の襲撃は酸鼻を極めた。風雲急を告げ、戦闘準備を急ぐラムセス。二万の大軍を率い、エジプトの命運を懸けてファラオが起ちあがった。張り巡らされた敵の罠、そしてヒッタイトの諜者と手を結ぶ兄シェナルの策謀…。ラムセスに奇跡は起きるのか。難攻不落の要塞、カデシュの砦で決戦の火蓋が切って落とされた!歴史に名高い死闘が幕を開ける、怒濤の第三巻。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に妹からすすめられて夢中になった一冊です。

    古代エジプトの壮大な物語。

    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    ファラオとなって四年、二十七歳の青年王ラムセスは自然を超えた類稀なる力をそなえ、民から深く敬愛されていた。だが、平和は長くは続かない。西アジアの強国、宿敵ヒッタイトが遂に牙をむいたのだ。蛮勇を誇るヒッタイト軍の襲撃は酸鼻を極めた。風雲急を告げ、戦闘準備を急ぐラムセス。二万の大軍を率い、エジプトの命運を懸けてファラオが起ちあがった。張り巡らされた敵の罠、そしてヒッタイトの諜者と手を結ぶ兄シェナルの策謀…。ラムセスに奇跡は起きるのか。難攻不落の要塞、カデシュの砦で決戦の火蓋が切って落とされた!歴史に名高い死闘が幕を開ける、怒濤の第三巻。 

  • ますます面白くなっていく。
    ラムセスがヒッタイト連合軍と戦うシーンのスケールの大きさ!ヒッタイトの罠にドキドキしながら、ラムセスが敵の兵を射抜いていく勢い、誰もかなわないファラオの姿、圧倒的!
    「ファラオとは民を治め、行動する者なのだ」
    かっこいい。わたしもひざまつくわ。
    それにして反ラムセス、いつまで?しぶとい!

  • この巻も面白かった。今回はラムセスが外国のヒッタイトと戦う話。エジプトの外に出る。
    でも巻頭の地図が今ひとつ。話題に上る地名が記されていないことが多々ある。もっと詳細な地図が欲しくなった。

    ドレントは流され易いなー。はじめはオフィールを警戒していたのに、野心のために宗教にハマって、今度はオフィールの妻役、からの母親に泣きつく。

    「また強姦についてもそれほど重い罰には適用されず、相手の女性が合意に達していたのだと申したてれば罪に問われることもなかった。(p.247)」「野蛮な国では人々がなじりあい、人の言葉をさえぎるものであるが、エジプト宮廷では発言は順になされ、お互いに人の言葉を最後まで聞くのがつねであった。(p.386)」
    この表記は野蛮な国ヒッタイトとの比較なのだけど、現在の日本を考えると耳が痛い。

    「王子王女の格式を持って世の子供たちを育てる。後継者はその中から選ぶ」の宣言。ラムセス2世には100人以上子供がいた、ということの解釈かな。

    カデシュの戦い自体はラムセスの不思議な力が強すぎてひっくり返った。ラムセスにとっては初陣で諸将も全然弱い。軍師もおらず、セタオーがいたけど軍医だし。もうちょっとがっつり戦って欲しかったな、と思った。

  • 内容 : 
    強国ヒッタイトが、ついにエジプトに牙をむいた。
    ラムセスは全力でエジプト軍の武力強力を急ぐが、国内外の謀略にはまってしまう。
    難攻不落の大要塞カデシュの砦での死闘を描く。

    著者 : クリスチャン ジャック
    フランスのベストセラー作家。エッセイスト、エジプト学者。
    ソルボンヌ大学で、エジプト学の研究において学位を取得。

  • ありとあらゆる建物に彫られたあのカデシュの戦いがメイン。
    ファラオとしてまた神がかり的なことをやってのける。
    もっと派手に戦い合うのかと思ったら手柄はファラオの独り占めか、という感じ。
    兄とかの陰謀も佳境か。

  • 陰謀を張りめぐらされて防戦一方だったラムセスにもついに反撃の時が!カデシュの戦いでの、ピンチの時に神に祈りを捧げる姿は、ややもすれば哀れ一巻の終わりか?とハラハラした。一通り戦いが終わって陰謀も取り払われ…あれ、あんまり敵役は減っていないな。

  • 現存最古の「戦記」があることでも有名なカデシュの戦いだが、ここではその戦いそのものよりも、そこにいたるまでの権謀術策がメインとなっていて、なかなか読み応えがあった。特に中盤のスパイ戦はサスペンス色豊かで面白く読めた。

  • (2000.12.21読了)(2000.10.14購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ファラオとなって四年、二十七歳の青年王ラムセスは自然を超えた類稀なる力をそなえ、民から深く敬愛されていた。だが、平和は長くは続かない。西アジアの強国、宿敵ヒッタイトが遂に牙をむいたのだ。蛮勇を誇るヒッタイト軍の襲撃は酸鼻を極めた。風雲急を告げ、戦闘準備を急ぐラムセス。二万の大軍を率い、エジプトの命運を懸けてファラオが起ちあがった。張り巡らされた敵の罠、そしてヒッタイトの諜者と手を結ぶ兄シェナルの策謀…。ラムセスに奇跡は起きるのか。難攻不落の要塞、カデシュの砦で決戦の火蓋が切って落とされた!歴史に名高い死闘が幕を開ける、怒濤の第三巻。

    ☆関連図書(既読)
    「太陽の王 ラムセス(1)」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.09.25
    「太陽の王 ラムセス(2)大神殿」クリスチャン・ジャック著・山田浩之訳、角川文庫、1999.10.25

  • 緊張感が一気に出てくる

  •  こう来たか!
     おおおお! 面白くなってきたぞー!という感じです。

     いいぞもっとやれ。続きが楽しみです。

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