- Amazon.co.jp ・本 (506ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043224012
感想・レビュー・書評
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あーりあ人はせかいいちーってことだね
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まだ読みかけ
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上下巻あって両方結構な厚さがある上に中もびっしりなので読み終えるのに体力がいるかも?
ヒトラーがどんな人物だったのか分かるかもしれないし、分からないかもしれない本。
読むのにそれなりの覚悟というか心構えは必要。 -
ヒトラー、ナチスに興味があるならば読むべし。
なるほどと思う部分もあったが、民族主義的な部分(とくにユダヤ人についての記載)は読むに耐えない。
訳が読みにくいので最後まで読み切るのは大変かも。 -
表紙の後ろにも書いてあったように、現代社会と『ヒトラー出現を許した混迷の政治風土』は恐ろしいほどに酷似している。それも日本において。この書における「ユダヤ人」という記述を、日本を取り巻く状況に応じて書き換えれば、おおよそ日本の保守陣営の論客が発する自国批判と―民族主義とまではいかないまでも―ほぼ同じものになる。そしてその保守陣営の中でも、その言論手法・性格、ともに同じような論客の一人を挙げるとすれば、小林よしのりではないだろうかと思うのだ。彼らの主張の共通点は、政治から社会風俗にいたるほとんど全てのことと、戦前のそれと比べ、戦前がいかに素晴らしい時代であったかを述べることにある。そして平和主義を否定し、君主制を称賛し、民族の誇りに訴えることもだ。また、自分の立場はインテリ層とは一線を画していることを強調し、なんの後ろ盾もなく自己責任の主張であると訴えることで自らの存在をより大きなものにする(これに関して自分としては何の異議もないが)。さらにそれを最も効果的な手段を用いて大衆へ発信し、しかも彼らはその才能を有している。
かれらは大衆を、とりわけ若い世代を多く惹きつけた。小林氏は漫画で、ヒトラーは演説で(小林氏も最近なかなかの演説家であることが分かってきている。ただ声が悪い。良く言えば印象的なな声だが。)。それは力強く、率直に。さらに大衆が理解できるように物事を単純化する。そして彼らは「命とは目的達成のための手段」と考える(これも異議ないよ)個人主義者であり、ナルシストであり、そうそうのことではくじけないだろう。その時代その時代で受け入れられる人物像があるのだ。
余談だが、日本でファシストを結成した外山恒一、いまのところ彼はただのギャグであると思われる。
現代日本は当時のドイツほど経済的危機には見舞われていないものの、その精神状態は同じようなものだ。ヒトラーが言うように生けるものは戦うことによって精神を安定させるのだろうか?人間の中にある闘争本能を満足させてこそ、その精神は常態を取り戻すのであろうか?
だが現代において、そんなことはないのだということが『戦前の少年犯罪』などによって分析されている。この本を読み、考えれば、戦前の状態を賛美するのは、現状に不満を持つ言論者の上等手段であるということだ。なにか聖域を作ることで、人々の関心を集め、反論することをタブーとし、偽の共通認識を作り上げるのである。そういうことが分かって来ている以上、簡単にだまされることは無くなるだろうが、逆に現代を賛美しるぎるようになればまた同じことの繰り返しになる。そのような大衆行動の分析においてヒトラーの分析は鋭い。とにかく言論によって絶えず釘をさすことが言論者の役割である。そうすることで「行き過ぎ」を防ぐ。
戦争を通し、それを回避するシステムは格段に強化された。だがそれは同時に『不安定な平和』をもたらすことにもなった。そして知らず知らず、人々の理想人物像がヒトラー的になってゆくのだ。たとえば小泉前首相が「ヒトラー的だ」と非難されたが、支持率は退陣するまで比較的高い所を維持し、最近は再選の可能性まであった。歴史には繰り返されるスパンがやはりあるようだ。その問題をどう解決するか、2次大戦後大きな課題となったが、おそらく歴史といううものがある限り、永遠の課題であろう。 -
95%の駄文と5%の本質が書かれている。訳がいかんともしがたい。砂金を採取するような読書だった。
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意図的な虚飾はあるようだが、ヒトラーが何を考えていたか、どのようにその考えに至ったかがわかってよい。
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上・下巻です。
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ナチスのバイブル!歴史を動かしたカリスマはいったい何を考えたのか。
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面白かったけどね・・・訳がなんだかなー。
体力がもたなくて下巻が読めないです。