だからドロシー帰っておいで (角川ホラー文庫 66-3)

著者 : 牧野修

• KADOKAWA (2002年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[のんのんさんの感想 · 2005年6月21日]

主婦・伸江はある日、義母に「今日は特別な日」と靴をもらう。その靴をはいて彼女は妄想の旅に出かける・・・。
家族のために自分を抑えて生きてきた主婦の妄想は壮大な旅へ、一方現実では彼女の狂気の旅がはじまる・・・。伸江が仲間達と強くたくましく成長していく様に力強いパワー感じた。
”オズの魔法使い”をモチーフにした彼女の旅はハラハラドキドキ感を与えてくれます。

著者プロフィール

'58年、大阪生まれ。高校時代に筒井康隆氏主宰の同人誌「ネオ・ヌル」で活躍後、'79年に「奇想天外新人賞」を別名義で受賞。'92年に『王の眠る丘』で「ハイ！　ノヴェル大賞」を受賞。他に、『MOUSE』、『スイート・リトル・ベイビー』等々著作多数。また『バイオハザード』『貞子』ほかノベライズも多数手がける。

「2022年 『貞子DX』 で使われていた紹介文から引用しています。」