仔羊たちの聖夜 (角川文庫 に 9-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043540020

感想・レビュー・書評

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  • 時系列ではシリーズ三作目。視点はタックですが今作では探偵は完全にタカチに移っています。二人の関係も少し変わっていきますね。イブの夜の飛び降りを追いながらタカチが見つめていたものは…。普通ではないタカチが何度も登場します。隠されていた嫌な部分が明らかになったあと、更に論理的にタカチによって導き出される過去の事件の真相はさらに苦いです。再読なので油断していたのですが、西澤作品に時々現れる歪んだ親子関係は最初読んだ時と違って、親の方からという違う目線でも見ることになり重さもひとしおとなりました。

  • 自己陶酔…か…
    タカチもけっこうそんな感じ
    受けましたが
    それは美人に嫉妬するババアの
    決めつけといったところでしょうか
    なんかここ香水臭くない?
    またあの人かしら みたいな
    すみません

  • 続きがあるようなので読んでみたい。ぐらいの感想。

  • タック・タカチのシリーズ三作目。
    これまでと違って、全然お酒飲んでない。タックも推理してない。
    そして…とにかく重い。
    次は『依存』読みます。楽しみ。

  • 匠千暁シリーズ3作目。
    学生時代。タック、タカチ、ボアン先輩の馴れ初めを描いた作品。
    突飛な真相とかトリックはなく、人間の暗い部分が細やかに描かれた作品。
    相変わらずボアン先輩は神懸ってました。

  • タック&タカチシリーズ。同じマンションから3人が飛び降りて、全てが自殺と断定されながらも、それらが関係している事にもなる。途中から、謎がわかりかけてしまった。終わり方もダークなのがちょいイマイチなんだよなぁ。

  • 同じ場所で三人が飛び降りた・・・何か共通点があるのだろうかっていう話。謎というか動機を探していくのだけれど、犯人は大体わかるし動機もなんとなく読めちゃうんだよなぁ

  • 飲んでいる時の会話の軽さの割りにどうしようもない解決に落ち着くんですが、読んでいておもしろいんですよねえ。不思議。

  • どちらかというと私好みのストーリーではないのだが…
    タック、タカチ、ボアンの人物像に惹かれてこのシリーズを読んでいる!

    この話はラストが悲しくて怖いと思った!

  • タック&タカチシリーズ。「ミッシングリンク」モノで、5年前、去年、今年と同じマンションでクリスマスイブに起こった飛び降り事件について、タカチが関係者の話を聞いてまわりながら事件の真相を紐解いていきます。

    ラストが黒いのは西澤作品のいつもの持ち味ですが、今作は途中から黒い雰囲気ぷんぷんだったので、ラストの黒さが予想の範囲内でそれほどダメージは無かったかな。途中の伏線も割と判りやすかったし。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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