さまよう刃 (角川文庫)

著者 : 東野圭吾

• KADOKAWA (2008年5月24日発売)

感想・レビュー・書評

[raimonさんの感想 · 2020年6月26日]

おもろかった。臨場感あり。

[りよーさんの感想 · 2020年2月29日]

最初の読み初めから、引き込まれ読み切りました。
自分も少年法には納得いかないと思ってたから
良く気持ちがわかり面白かったです。

[KANATAMAMAさんの感想 · 2014年1月18日]

なんていう哀しい悲劇なのか。

ただ、やっぱり読み応えあり。
現代をしっかり映しだしてる作品。
レイプの恐ろしさ。
若者の愚かさ。

東野圭吾ならではのトリックも備わりつつ面白かった作品。
映画よりもよっぽど原作の方が優れてる。間違いない。

[omuさんの感想 · 2023年12月13日]

愛する人が殺されたらどうするのか。私は自分の命にかえても守りたい？みたいな相手はいないから、実際にどんな気持ちになるのかはまだ分からないけど、絶対苦しいだろうなって思う。あと、最近ニュースとか見て「判決 懲役○年」って、一桁の年数になってる事件が多くて、そんなレベルかって思うことがちらほらあったから、どんな事件でも実際に被害にあった人とかその遺族はやりきれないんだろうなって。そんな気持ちの中世間に向けて色々発信してたりするのってかなりの強い気持ちと精神力と道徳心がある人なのかなって思ったり。実際小説の中より犯罪が難しい？ってこともあるのかもしれないけど、、、
もしそんな強い気持ちでいる人がいたら、私は加害者の更生とか「その後のために」なんて語れないな…

[アツシさんの感想 · 2023年7月18日]

読む前は、題名から主人公がさまよいながら加害者を追いつめていくと想像していた。しかし読んでみると、少年法への提起なのだと思った。つまりその刃は、復讐心に燃える主人公ではなく、正義とされる法律へのさまよいではないのだろうかと思った。最近、詐欺被害で少年のニュースが報道される中、考え直す良い機会になった。

[あおやママさんの感想 · 2023年5月28日]

少年犯罪をテーマにした作品。　読んだ後は暗く重い気持ちになるが、その分現代の少年犯罪の闇をリアルに描いている。
初めは主人公の復讐を止めたいという気持ちで読み始めるが、もしかしたらこの復讐は成功した方がいいんじゃないか　とさえ思ってしまった。
少年犯罪、その被害者家族、少年法、復讐　普段の生活で触れることはあまりないテーマに一度真剣に向き合おうと考えさせられる作品。
東野圭吾のテンポの良い文章がこの世界に引き込ませる。
一度は読んで損はない作品。

[rock-english さんの感想 · 2023年5月21日]

入院中、病院にあったので手に取り、
一気に読了。
少年犯罪、残された肉親、復讐、いろんなテーマが含まれているけれど、
まさにこれは現代のドラマ。
映画も見てみよう。

[りささんの感想 · 2020年1月18日]

映画もとても良いし、本も当然良い。
読み応えバッチリだしラストに向かってハラハラでページをめくるのをやめられない。

[ゆたさんさんの感想 · 2020年1月15日]

映画などではなく、ドラマ化してほしい作品。

難しいこともなく、伏線もちょうどいい具合の散りばめ方で、
本当に一気読みだった。

主人公の長峰・和佳子・警察・鮎村・・・
少年以外の登場人物の気持ちがうんと分かる。

自分は、
迷いながらも主人公に寄り添ってくれる和佳子が大好きです。

[うーさんの感想 · 2019年10月6日]

重く深いテーマ。。
でも、読み進められる。。
さすが東野圭吾！！

「さまよう」色んな刀。。
それぞれの思いが。。
このエンディングに繋がる。

登場人物だけでなく、
読者も「さまよう」１冊？！

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。