使命と魂のリミット (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718078

感想・レビュー・書評

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  •  主人公の研修医は父親を亡くして、母親の再婚相手がその執刀医かつ自分の父親が昔パトカーで追いかけたことによって死んでしまった中学生の父親であることが判明、自分の父親は手術を機に殺されたのでは?と疑って医者を目指して潜入。一方大学に届いた脅迫状の送り主は、その病院で近く手術予定の車会社の社長に復讐を企んで病院のナースに近づく。昔自分の恋人がその車の会社のミスで壊れた車に巻き込まれて命を落としたからである。結局復讐はやり遂げられずに終わるし、その社長の術後も描かれないんだけど、その社長の手術を通して母親の再婚相手と研修医が心を通わせる(?)というか、このひとは目の前の手術に全力で取り組む人なんだ!ということを確信→和解。最後は狭心症を起こした再婚相手を「二人目の父親は私が助けるから!」的なこと言って終わる。面白いけど特にどんでん返しもないし、普通に面白かったなーという感想。読むのに時間かかっちゃったな~

  • ほんの、何週間かの話の中で様々な過去を振り返りつつ、現在でつながる。この作者の、最後に一本に繋がる感じが好き。
    自分の使命とは…

  • 手術で父親を帰らぬ人にした執刀医に疑念を抱く、夕紀が研修医を務める病因で起こる脅迫事件。

    東野圭吾作品は、何を読んでも面白いと思うが、
    其の為期待感が高くなってしまう。

    この作品はその期待感に十分応えてくれる作品だった。

    結末ではうるうるときてしまった。

  • 東野さんらしさが出ててよかったです。
    登場人物の心理描写・伏線回収も見事で
    ラストも感動的でした。

    好きです。

  • 話の展開が読めてしまう読者もいると思いますが,
    個人的にはとても楽しめる作品でした.

  • 医療ミステリー。
    本旨は、仕事にかけるプライドや使命感であり、
    ヒューマンドラマが得意な東野圭吾ならではの切なさがあった。

  • 医療もの好きだな。

  • なんてドラマチック!素敵なラストでしたね!私的ベストセリフ大賞は…「◯◯が…蘇った…」に決定です!

  • よかった!

    久しぶりに体が熱くなりました☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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