夜明けの街で (角川文庫)

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著者 : 東野圭吾
  • ¥ 719 (参考価格 ¥ 734)
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年7月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043718085

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夜明けの街で (角川文庫)の感想・レビュー・書評

  • 人の心は元々(無いもの)と、
    仏教ではそう説いている。

    では、
    『恋する人』とは、一体、何を欲しがっているのだろう?

    片時も離れていたくない、
    いつも一緒にいたい、
    自分の全てを捨てても構わない。

    でも、その代わりにどうしても欲しい(たったひとつのモノ)とは・・・

    相手の心。
    元々、ありもしない『心』だ。

    今作品は浮気小説。

    東野さんの巧みすぎる筆力により、
    真面目で家庭を大事にしていた極々普通のサラリーマンが、
    いかにして、他の女性に心惹かれていったか?

    不道徳な行為が今後人生に及ぼすであろう、
    陰の暗さを知りながら、
    何故、
    女性のもとへ走ろうとするのか?

    が、
    残念ながら、良くわかった。

    更に
    殺人事件まで絡ませて、
    これ以上無いラストに♪…とまとめられちゃった感が半端ないのだが、
    妻、の立場で読んで(しまった)私的には、
    「東野さんや・・・」、と、
    言いたい事はたくさんある。

    不思議だ。
    確かに『心』は無いもの、であるはずなのに、
    これ程までに狂おしく、かき乱されるのは何故なんだろう。

    無いはずにものに振り回され、
    翻弄され続けてきた人達を、非情に書ききった今作品は、
    ある意味、すぐそばにある空恐ろしさを暗示しているかの様にも思えた。

  • ミステリーというより、不倫小説という感じ。
    男の心理を読みとるのには、面白い。
    どうして不倫をするのか!?
    ジワリと迫るリアル感があります。
    ミステリーというと、確かにミステリーです。ただ、東野圭吾にしては、ミステリー感が薄く感じるかも。
    そういいつつも、一気読みしました。

  • 勧められたひとに、「新婚旅行で読むもんじゃないよー」と言われつつ、行きの飛行機で夫が、帰りの飛行機の中で私が読んでしまいました。

  • 不倫は甘い蜜の味。
    おろかは男ばかりなり。

  • ◆不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる――。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。彼女は真犯人なのか? 渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた……。


    最近、色々な作家さんに手を出してたけど、久しぶりに東野さんの作品読みたくなって文庫の新しいの買って読んでみた!
    やっぱ面白い!
    改めて東野さんって引き出しが広いよね。
    いつものミステリーというより、愛憎絡んだ不倫がテーマ。
    でもその中にミステリーの要素もやや盛り込む。

    文章が読みやすくてすらすら読めちゃうし、東野さんの本って章立てが絶妙で、続きが気になるからなかなか辞めどころが見極められずに、一気に読んじゃう!
    私はやっぱり彼の作品が一番肌に合うかな
    (´ω`)


    登場人物が少ないから、トリックや隠された人間関係も自ずとわかってしまったけれど、それでもやっぱり面白かった!
    不倫ってこわいね!というより、人間の感情って自分でコントロールできているようで、できないものなんだね‥。
    最後の主人公の奥さんの下りが一番怖いです(笑)

    おまけの派生ストーリーまでつけちゃうところは、東野さんらしいよね*
    気になってたからスッキリした(笑)

    次は白銀ジャック読もうっと!

  • 今回は妻子ある平凡な家族を抱える主人公がふとしたことから、会社の同僚であり一年契約社員の秋葉と「不倫」関係となる。その秋葉にまつわる十五年前の事件。
    事件の真相に迫ろうとしつつ、平凡な家庭生活と甘い不倫の間で葛藤する主人公。
    ストーリーは意外な方向へと展開する・・・・・・


    東野圭吾独特の細かな人物描写、心理描写が読み手をストーリーへと誘うでしょう。

  • 不倫をする奴なんて馬鹿だ。
    でも、どうしようもない時もある。

    派遣社員の女性と不倫関係になった主人公。
    後戻りできると思っていた恋に、どんどんのめり込んでいく。
    彼女が殺人事件の容疑者と知り戸惑うも、彼女の無実を信じ事件を追う。
    真実を語ろうとしない彼女の真意とは?
    15年前、彼女の父親の愛人を殺した真犯人は?


    不倫の恋の行方とか、事件の真相とか、気になって読み進める手が止まりません。

    時効直前の事件の真相には驚きました。

    でも何より・・・


    女って怖い。

  • 東野圭吾さんが描く不倫の物語と聞いて、
    不謹慎ながらもワクワクしながら読んだのですが
    思っていた作品とは全然違いました!!
    いやあそれにしても、改めて東野作品には外れがないですね。
    あっという間に読んでしまいました。

    ラストは思いがけない展開だったなあ。良かった。
    やっぱり東野圭吾さんの作品はナメちゃいけないですね。

  • 気付いてくれるかな
    書き込みができなくなりました
    pc不具合です☆ってトピックも作りましたが
    それさえ開けません
    今までありがとう
    私の本棚も作ったので
    見てください
    本当にありがとう

  • 良く出来た
    推理小説です。秀作です。

  • 東野圭吾さんの文章はイメージしやすくてよみやすい!
    不倫と殺人事件の話とあったけど、妙にリアリティがあって読んでるとはやく続きがよみたくてとめられなかった。

  • 渡部の視点で語られていく物語は、淡々と不倫や過去の事件の真相がわからない渡部の苦悩を描いていく。
    長期間、心の奥底に秘密を抱えたまま生きていくことは並大抵ではない。
    必死に守ってきた闇の深さに、いつしか秋葉自身もその闇に侵食されていく。
    人を信じられず、それでも信じたいと思う心はあって・・・。
    結婚という形態において、ただ真っ正直であればいいというのは少し違う気がする。
    妻の有美子が何かをしたわけではない。
    原因はすべて渡部にあるにもかかわらず、苦しまなければならない有美子の押し殺した怒りが怖かった。
    穏やかに振る舞えば振る舞うほどに、破壊されたサンタに込められた想いが怖ろしい。
    時効が迫る中、揺れ動く登場人物たちの心情と事件の真相は読みごたえがあった。
    流されるようにした選択も、思いを決めてした選択も、結局はすべてが自分自身へと降りかかっている。
    できれば「あの時に戻りたい」と思わずにいられるような人生を送りたいと思う。

  • 自分だけは、と思っていても
    後戻り出来なくなり 嘘を かさねる。
    押されると 引いてしまい
    引かれると 追いかける
    不倫の始まりから終わりにかけての
    男の人の 気持ちが リアル。

  • 恋に堕ちてしまった不倫男性の心情がリアルに表現されていて、事が荒立たない様に…とこっちまでハラハラしながら読んでました。

    気になる展開に、あっという間に読み進み…
    ラストが恐ろしかったです。
    不倫の代償は大きい!という事ですね。

  • 浮気、不倫、男と女。私は男性ですが、男はほんと馬鹿ですね。女の人の手の中で遊ばされる単純な生き物です。しかし悲しいながらにも、それは男の生まれ持った本能だとも思います。そして女の強さを感じました。精神力というか、男のそれは大抵敵わない女の強さ。不倫という一線を越えるか越えないかは個人それぞれだが、その裏にある人間の本能は誰もが共感できるもの。

    もう少し犯罪要素があるとよかったんですが、この本の趣旨はそこではないからしょうがないかな。

  • 不倫に片足を突っ込みかけている時に読んだので、主人公達の気持ちが痛いほどわかり過ぎて、読んで切なくなりました。
    東野圭吾の本ということで、不倫<サスペンスな内容かと思いきや、主人公達の関係がメインに描かれて意外でした。
    もちろんサスペンスの方も、最後の最後で「そうきたか!」といった展開で読み応えがあります。さすが東野圭吾。
    既婚者を好きになってしまった人間が、本当はもっと一緒にいたいけどその人を愛しているが故、相手の家庭は壊したくないという、相反する心情と葛藤している姿は見事に描いた作品だと思います。

  • どんでん返しが強烈・・・こうくるとは。
    そして、目的を果たすために完璧な演技力を発揮し
    様々な犠牲も厭わず、何年もの歳月を耐え抜く
    女の怖さ、強さを思い知らされます
    (読んでいる自分も女ですが)

    男性に読んでほしいです!とくにおまけの新谷君の話。

  • 読みやすくて、暇つぶしには便利なんだけど、、、主人公が不倫にはまっていくところはドキドキした、東野さんもこんな小説かけるんだと思った。オチは今一かな。

  • <ネタバレ有り>



    ++++++++++++++++++++++++++++++++



    これはサザンの曲とタイアップでもしてるのか?と思うくらい聞いたことあるフレーズが出てきて、ついには曲そのものが出てきて失笑した。この本のタイトルも歌い出しそのまんまだし。感化されて書いたものらしいけど、もうちょっとどうにかならなかったんだろうか。あからさますぎるよ…
    ミステリを求めて読んでたのにただの不倫小説だった。優柔不断のクズ男が妻と愛人の間でおろおろしてるだけの話。ミステリ部分はあまりにもお粗末。
    他殺だと思ったら自殺でしたハイおしまいってなんだそれ。
    がっかりです。

  • 不倫の男性とその愛人の女性の話。女性の過去について少しずつ明かされていく。最後の結末に驚いた。やはり、不倫はよくない。

  • 凄いラスト…やはり女は恐ろしい。奥さん(有美子)は全てを分かった上で渡部を見届けていた…知らぬは旦那だけ、バカですね。序盤は秋葉との成り行きをドキドキしながら、中盤以降は秋葉の愛人の死の真相を想像しながら読んだが、最後の2ページ…卵のサンタの下りで全てが恐怖に変わった。あぁ、恐ろしい。

  • お互いにこの本を読んで、映画が公開されるから観に行こうと誘われて、結局「ねっ、不倫の末路はこうなるの。だから今日で終わりにしましょう」と笑みを浮かべながら言われた。あれは間違いなく計画的だったんだな。

  • なんやってん?な話でした。
    なんか ちょっと強引な感じが。。。

    また 途中は グイグイ読み進められましたが。


    貸した人に
    「最後がちょっと。。。」
    と言われましたが、
    ほんと そうかも。。。


    まあ 何事も自分の都合よくいかないですワ。。。

  • 本自体に厚みはあるけど内容がビックリするほど無かった。構成も薄っぺらい。
    主人公の反省、言い訳、開き直りの繰り返しでで、殺人事件と不倫を無理やり絡めた感じ。
    この人の作品はアタリとハズレの差が激しい。

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不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる-。建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。

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