福音の少年 (角川文庫 あ 42-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043721078

感想・レビュー・書評

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  • 明帆、陽、藍子、それぞれが闇を抱えている。彼らがなぜそんな闇を抱えているのかはわからない。それぞれの親に問題があるようにも思えない。どんな人も実は自分でも気がつかない闇を抱えているのかもしれない。でも、彼らはそれを自覚している。いいとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、幸せとか不幸せとかの問題でもないのかもしれない。でも、オイラには彼らが健全とは思えない。藍子はそれを取り戻そうとしたんじゃないかな。明帆に振り向いてもらえないとわかっていても。明帆は失ってはじめてなにかに気がついたのかもしれない。オイラは明帆の親父さんみたいになりたい。子どもに対してちゃんと大人の役割を果たそうとする姿に惹かれる。オイラにできるだろうか。都合よく子供っぽくなったりしている気がする。無条件に子どもたちを守る親でいるだろうか。大切な人を全力で守れる人が大人なのかもしれない。だから大人って年齢に関係なくなっているのかもしれない。

  • 残り3ページくらいのところで、あ、やばい、全然わかんないのに終わりそうだぞって焦った。

    響かなかった。

    ちょっと厨二臭かったかも。好きな漂わせ方ではなかった。

    勿体ぶった言い回しより不意の本音を介したやりとりに萌える。

    描写にある事実から解けるものが少なかった。
    サスペンスものだと思って読んだら拍子抜けする。

    この2人の少年、死んだ少女のことを掴めないまま
    わりと闇深く少年少女時代を過ごした自覚があるけどこの子たちのことはなに一つわからなかった。

    なんか悔しい。

  • 残念
    読み進めるうちに
    いろんな伏線が散りばめられているが
    読み手の勘違いか。全くその伏線が生きてこない
    あっと驚く最終章を期待していた
    無駄に考えすぎた

  • この方の本をまだ読んだことがないな、と思い読み始めた。久々に読んだ本で登場人物が多かったので途中分からなくなってしまった(完璧なるブランク)。表現が結構好き。

    サスペンス的な感じ。
    締めに取りかかるにはもうページ数がなくないか?と思っていたら衝撃のラストが待っていた。
    終わりが急に来てびっくりした。
    最後は読者に予想させる終わりにしたのかな。

  • 途中までは良かったのに最後がなんかなぁって感じ。

  • もう一歩。。
    名作になりそうで、なりきれなかった惜しい感じ

  • まぁまぁかな

  • タイトル見て、ファンタジーものかと思い、長らく積んであったが、どんよりとした内容のものだったのね。若者の心の闇は分かるけど、結局どうなったのか中途半端すぎる感あり。ビミョーに受け入れ難し。

  • なかよし~の 友情じゃなくて 傷つけあって 探り合っての友情!
    最後の終わり方が考えさせます…

  • こういう終わり方あんまり好きじゃない。
    気になりすぎてどうしようもない。

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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