- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043747030
感想・レビュー・書評
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何がホントで何が嘘かわからんエッセイ。
分かるのは作者が苦しんでいること、ただその一点のみ。
ニヒリズムと無為な欲望の狭間でヒキコモリは懊悩する。
そんなに嫌いじゃない、と思ってしまうのは
俺も厨二で妄想癖のある変態だからなのか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レイちゃんのセリフに時折はっとさせられた。滝本さん。。
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「レイちゃんかわいい」
佐藤友哉に若干だが似てる気がする、
ストーリーが破綻してる作者登場小説。
脳内彼女がいるから彼女ができないのか、
彼女ができないから脳内彼女がいるのか、
現実と虚構のはざまでさまよう話。 -
滝本のエッセイだが、NHKとのデジャブ感がすごく強かった。
NHKは作者の体験がかなり入っているんだなと納得した次第。 -
NHK滝本さんのエッセイ。超痛々しい。ネガティブキャンペーン満載だがそれがいい。
滝本さんの、小説家としての起源めいたものを垣間見られる……かもしれません。
あと滝本さん脳内でどんだけレイ可愛いキャラにしてくれてんですか。これはいい綾波さん(*´∀`) -
痛々しすぎるエッセイ。最後まで読めば何か救われるのかと思い読んでしまったが、痛々しいだけだった。
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村上さんのネタが秀逸。
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確かに表紙の綾波に目が止まったのは事実なのだが、それより帯の「今年の夏は”ちょいオタ”が刺激的!!」というネガティブキャンペーンのコピーに惹かれたためだな
それにしても痛いエッセイだった。
小説だと思って読み始めたらエッセイだった。
でも、これってエッセイ?私小説といったほうがいいのかもしれない。
滝本竜彦と彼の脳内彼女レイの2人によって作り出されるこの痛い世界。この引き蘢りの鬱病のオタクの自虐的な世界がとても痛い。だた本当に痛いのは、この鬱病のオタクに自分を重ね合わせてしまうことだな。「まるでオレじゃん!」と思ってしまう。
オレは引き蘢りでもなく、オタクでもなく(少なくとも本人はそう思ってる)、鬱病でもなく(これも本人はそう思ってる)、ハゲでもなく(おでこが広くなってきてるのを気にしてるが)、エロゲーもやらないし(単にMacしか使ってないからだが)、脳内彼女もいないのだが、どこか自分と重ね合わせて読んでしまう。
そして脳内彼女レイの言葉がオレの心に突き刺さる。
そしてオレはすっかりネガティブモードに突入してしまった(どうしてくれるんだよ!)
まぁ、それは自分でなんとかしよう
それにしても滝本竜彦は凄いな、こんな手法でエッセイを書くとは、とても鬱病の作家とは思えない。
本当に滝本竜彦に脳内彼女レイがいたのかどうかも分からないのだが、実際にはいないのであれば、彼は天才なのかもしれない。
まだ彼の小説は読んだことはないが、今度読んでみてもいいかなと思った。