ある愛の詩 (角川文庫 し 34-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043781027

感想・レビュー・書評

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  • 新堂冬樹さんの恋愛小説の中で一番好きな本です。これは絶対に読むことをおすすめしたい!
    イルカのティティスと気持ちが通じ合うという不思議な少年拓海くんと声楽のプロを目指す流香さんのピュアな恋愛物語です。
    見ていてとても心が洗われます。読んでいる時どこか透き通るような不思議な気持ちになりました。
    何より感動したのはティティスの優しさです。自分を置いて流香さんを追いかけて行ってしまった拓海君を最後まで応援し続けたその心はきっとどんな生き物より美しいと思います。

    表紙が可愛い!と思って油断して読んだ方は本が涙でびしょぬれになったことでしょう←

  • 自然豊かな小笠原で育った、どこまでも純粋な青年と、
    辛い過去を持った、心に傷を負っている女性の純愛小説。

    思った事を素直に伝えることが出来、
    自分を犠牲にしてまでも(…という認識は本人には無い)
    好きな相手の願いを叶えたいと思い、行動する青年の純粋さ。
    無償の愛ってこういう事なのかな、と思えました。

    また、青年の純粋さと素直さに惹かれつつも、
    思ったこととは裏腹な態度を取ってしまう女性。
    信じたいけど、信じていいの?…と、トラウマと戦いつつも
    それでも素直になれない行動にも共感できます。

    そして、恋敵の人の良さ。
    各々の人間性が出来すぎている、、とも評価されそうですが、
    ここまで相手を想って動けるって凄いな、と純粋に思いました。


    また、自然の描写が優しく、とても繊細です。

    海の色や深さ、波の音、空の高さ、
    緑のみずみずしさ、生き物の生きるチカラ。
    行ったことのない小笠原の景色をイメージすることができ、
    小笠原に行ってみたい、とさえ思いました。

    とても綺麗に作品が出来上がっているので、
    思わず胸を打たれてしまうような、暖かいストーリーです。

  • ピュアなお話です


    母に捨てられたトラウマを持つ女性が、想いを素直に表現できる純粋な男性と出会ってお互いに惹かれます


    が、夢に向かう彼女とそれを影で支えようとする彼とのすれ違いから互いに傷ついてしまう…という話です

    悪者は一人もいなく優しい世界に浸れる作品で、僕は好きです



    作中は彼女の心%E

  • とても綺麗な文章で表現されている。(ただ、綺麗過ぎて少し読みづらかった。)

  • ちょっと出来すぎていて現実味に欠けるのと、泣かそうとしているのをひしひしと感じるけれど、やっぱり泣けるし、好きな本です。
    ドラマティックでロマンティック。なんだかんだいって、少女趣味な私は好きでした

    そういえばドラマ化してましたね。あれは、なかなかひどかった。
    あとCDは要らないですね。

  • ハッピーエンドでよかったw

  • 暇つぶしにちょっと寄った本屋さんで、この表紙の青色に惹かれて買いました。拓海がティティスと自由に泳いでいる描写がとくに好きです。小笠原の海が目の前に感じられるほど、透明で温かい物語でした。最後のほうはぐじぐじ泣きながら一気読みです☆
    大切なひとに読んでもらいたい一冊です!

  • ピュアなラブストーリー!
    ほんとにピュア!!笑

    拓海くんの純粋さと
    一途な感じがいいよね。

    テスと一緒に海の世界に
    行ってみたくなったよー。
    読んでいたら海が見えてきます!

  • /?day=20060426

  • 純愛、と聞いて性的なものを連想したくない方にぜひ読んで欲しい。
    青年の一途さにとにかく胸を打たれます。

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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