ある愛の詩 (角川文庫 し 34-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043781027

感想・レビュー・書評

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  • 主人公のピュアさが本当…心に染み渡ります。
    疲れている大人にオススメ。海に行きたくなります。

  • 「純愛もの」って聞いただけだと,あんまり読む気になれないかもしれない。
    でもこの本を読むと,純愛っていいなって素直に思える。そして,心が清らかになれる気がする。
    心からお勧めできる本です。

  • ドラマ化するちょっと前に購入し、ドラマ化だと知った小説。
    書店でぱっとみて読みたいなと思い購入。
    イルカや海、そして恋のお話。
    家族の愛情がすごくジーンときた作品。

  • 小笠原の青い海でイルカと泳ぐ青年がいた。
    イルカの名前はテティス。
    青年の名前は拓海。
    拓海は、三歳で両親を失くし祖父の下で育てられた。
    幼い頃に母親のイルカを失くしたテティスに出会い、今ではお互いに何を考えてるか解るようになっていた。
    いつものようにテティスと海に居た拓海は、その時美しい歌声を聞く。
    小鳥が囀りわ、草木が息吹を躊躇い聴き惚れる神秘的な声・・・。
    夢のような歌声だったが現実の声だとわかって、海面に出て十メートルほど先の砂浜から聞こえるのが解った。
    拓海以外には、人に寄り付かないテティスがと一緒に砂浜に向かうと女性が歌ってるのに気づく。
    そこで、拓海は運命的な出会いをする・・・。

    東京から音大生の友達に誘われて来た流香は、心が閉ざされていたが拓海との出会いが彼女の心に変化を起こす。
    小笠原での数日で拓海の事を考えるようになった。
    東京に戻って二ヵ月後、拓海は「君の笑顔をみたいから」ただそれだけの理由で帰郷し流香の元に・・・。
    純粋で優しい心を持つ拓海と心の闇を持つ流香の愛は?
    互いに思うあまりに、哀しい運命に翻弄される。
    やさしい涙とまばゆい愛が心の海に広がる純愛小説です。

    これは、面白かったです。
    今日本にここまで純粋な人っているのですかね?と思うくらいの拓海は、魅力的に書かれてます。
    この愛の形は、女性の理想なような気がします。

  • 純粋で真っ直ぐですごくすき。
    王道ラブストーリーって感じしますけど
    大スキな作家さんの1人です。

  • 小笠原の青い海でイルカのテティスと共に育った心やさしい青年・拓海。東京からやってきた美しい歌声を持つ音大生・流香。ふたりはテティスに導かれ、きらめくドルフィンビーチで劇的な出逢いを果たす。二ヶ月後、「君の笑顔がみたいから」ただそれだけの理由で、拓海は帰郷した流香のもとへ。そこで彼女が抱えた心の闇を知り…。互いを想うあまり、哀しい運命に翻弄されるふたりの愛の行方は?やさしい涙とまばゆい愛が心の海にひろがる“純恋”小説。

  • 最後の方、電車の中で読んでいて
    不覚にも涙が出そうになって、必死に堪えました。

  • 純愛小説の極み。
    1番最初のマリンスターを拾いに行くシーンが好き。

    こんな甘い恋は、おそらく私の人生には無いけれど、
    素直に自分の気持ちを相手に伝えられるのって、
    ステキなことだーって思った☆

  • 最初文章が好みじゃないと思ったけど本編に入ってからのはわりと大丈夫だった。
    感動はしたけどそれは主人公二人の愛にではなかった。
    主人公たちの周りの人が好き。

  • 「君の笑顔が見たいから」本当にその気持ちだけで生まれ育った小笠原から東京に出てこれるくらいピュアでまっすぐな拓海。一方自分の夢に向かいたい、拓海の気持ちにこたえたいう気持ちがありながらも過去の傷にとらわれて素直になれない流香。ある愛の詩はこの2人のラブストーリーです。

    あまりの純粋さに、こんな人本当にいるの??なんて始めは思っていました。でも読み進めていくと、好きな人に素直に好きって言いたい、好きな人のためになにかしたい、好きな人の笑顔が見たい。。。こんな気持ちってきっと誰もが持っていて、でも流香のように過去の傷、世間体、プライド・・・いろんなものが邪魔をしてその気持ちを素直に表すのが難しくなっているだけなのかも、と思い、そして拓海は私達のまっさらな気持ちを代弁してくれているような気さえするようになりました。

    本を閉じた後心から2人の幸せを願い、2人にありがとうと言いたくなるようなとても素敵な愛の詩でした。

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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