きみが住む星 (角川文庫 い 58-3)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043820023

感想・レビュー・書評

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  • ホントは写真集じゃなくて、どちらかというと、詩集みたいな感じ。
    お手紙形式の文体がやさしくて、
    カラフルな写真の色とあわさってとても素敵。
    日本語を勉強している友達にプレゼントしたな。

  • 本を読み切る元気もないときに手に取った、
    これなら読めると思った写真と手紙の本。

  • 旅に出た男が帰りを待つ恋人に宛てた、22通の美しい写真と手紙。

    ちょっと不思議な物語が、世界のあちこちから紡がれる。
    シュールなようで、どこかノスタルジックな写真と共に、
    男の気持ちが恋人のもとへと飛び立つ。
    旅と恋と物語、これって大切な人生のスパイスよね。

    エルンスト・ハース × 池澤夏樹って組み合わせがそそる。

    昔もらった、恋人からの絵葉書なんかを思い出したりしちゃったりなんかして、
    昔行った、チープだけどすばらしく楽しかった卒業旅行に想いを馳せちゃったりもして、
    夏の合間のヒトトキに、さらりと清涼感のあるソーダ水を飲んだ気分。

  •  優しい気持ち、短い言葉の中に含まれた思いを
     感じれた^^
     私にも、こうした”i”を感じれる人ができれば
     いいのにって思っちゃった。

  • 愛しい人へのまなざしが、ここにはごく自然に、あたり前のようにあって、すごく好きです。

    いとしむ。いつくしむ。ただただ、そんなこころを育てたいなあと思います。

  • 写真と文字の交換日記のような感じ。
    ふわふわとした文章が気球か飛行船で旅をしているような雰囲気。

  • バックパッカーで日本を出て行く前日に、大事な彼女にあげました。

    とても いいです。

  • きみは前世で自分が何だったか、なにかのはずみに思い出したことはないか?
    出発は勇気だという言葉のことを考えている。
    北の海って、あんまり人を明るいことを考えさせないみたいだ。
    人間が幸福でないのは、神様の本当の名を知らないからだと信じている。それさえわかれば、世界全体がすっかり幸福になるんだって。

  • どこかに行きたいなーと思っている時に読んだので、ぴったりだった。
    少しだけ世界を垣間見たような気分。

  • あい、だね。

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著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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