- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043860029
感想・レビュー・書評
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最後は、急がされて斜め読みになってしまったけど、楽しかった。
宮古と石垣って近いはずなのに、過去のこととか正直全く知らないから、興味が出てきた。
沖縄での暮らしって憧れるけど、どうせなら那覇とか本島より離島で暮らして見たいなって思える本だった。
汲み取り式は嫌だけど…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沖縄に移住した上原一家は、廃屋をリフォームしたり村人達にいろんなものをもらったりしながらのんびり暮らしてて、これが続くのかと思ったら、リゾート開発絡みで大立ち回りに。
何故か東京に残ったはずのお姉さんまでやってきて、すっかり馴染んでる。
どうしようもないと思っていたお父さんが徐々に格好良く見えてくる不思議。……うん、そばに居るのはキツいけど。 -
2016.4/26〜28。上巻では中野、下巻では舞台が西表島に移る。破天荒で反社会的な父の印象が、二郎とともに変わった。二郎も中野編では平凡な小学生だったのに、島に来てからはもっとたくましくなった。島のゆいまーる精神が良い。本物のスローライフとはこういうものなのかも。
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上巻と下巻で綺麗に話が分かれてました。どちらも面白い。下巻で父にも愛着が沸いて、楽しく読めました。奥田さんの、まっすぐな人を描いたものは後味もよく好きです。
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お父さんの汚名返上の下巻。
偏った思想でありながらも、子供にはそれを押し付けない、、そこがかっこいい。 -
『パイパティローマ』
久しぶりに良い本を読んだ。とても良いことばがあって、引用したいけれど是非読んでもらいたいのでここにはかかない。幼い頃の疑問にフィクションとはいえ全力でぶつかってくれて嬉しかった。パイパティローマは僕らが帰る場所である筈だ。 -
舞台は東京から沖縄へ。沖縄の人々や食べ物や景色など暮らしの描写はとても鮮やか。東京では見ることのなかった父と母の生き生きとした面を発見しながら、二郎も成長していく。相変わらず平成の話なのに昭和な雰囲気、用語で時代感が掴みにくいものの、続きが気になる展開で最後まで面白く読めました。でもラストはなんか、意外な展開というか、ちょっとポカーンとしてしまった(笑)