不思議の扉 午後の教室 (角川文庫)

制作 : 大森 望 
  • KADOKAWA
3.34
  • (16)
  • (63)
  • (96)
  • (22)
  • (3)
本棚登録 : 789
感想 : 71
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944682

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 学校には不思議な話がつまっています。教室の窓から決まった時間にだけ見える女子高校生、大人たちの消えた世界を生きる小学生たち、風船少年との交流―。いつもの日常がぐにゃりと曲がって見える、そんな不思議な読書体験が待っています。古今東西人気作家たちの書籍初収録作や不朽の名作を集めた、短編小説アンソロジー第4弾。

    どの作品もはずれが無かったです。
    どれも面白かった。それぞれの色があってこういうオムニバス小説の良さを感じ取れる一冊だと思う。
    中でも迷走恋の裏路地とテロルの創世はお気に入りです。
    迷走恋は夜は短しのあのテンションを思い出したし、
    テロルは続きが無いのが残念。

  • タイトルの通り、学校をテーマにした不思議な物語の短編集。有川さん目的で借りてみた。湊かなえ、森見登美彦、芥川龍之介、有川浩、小松左京、ジョー・ヒル、平山夢明、古橋秀らが著者。しかし、肝心の有川さんの作品は出だしは惹き付けられたものの、ラストが微妙すぎた。。短編は苦手なのかな。
    授業中、窓に映る少女に恋をする古橋秀之氏の「三時間目のまどか」が好きだな。
    小松左京氏の「お召し」も自分好み。
    そして、傑作と言われているジョー・ヒルの「ポップ・アート」も短編なのに、不思議と長編を読んだ気分になる深い作品。主人公の少年とその友人「風船人間」との友情を描いた物語。「風船人間」という設定は喜劇になりそうなのに、このストーリーは至って徹頭徹尾シリアスだ。(ここで私は、ワンピースだったら風船の実を食べた能力者で、人気者になれたかもしれないのに、、と余計な妄想をしてしまう)異端なだけで人から虐げられる。これは生きている物たちの永遠の課題なのかもな。
    ミステリーは距離を置きたいけど、ちょい不思議モノならどんどん読みたい。短編でも良いのでオススメ教えてください

  • 有川浩作品を目当てに購入。
    湊かなえ&有川浩 2大お目当て作家さんの作品は、共に “超ショート・ショート” だったw  面白かったからいいんだけどw

    3時間目の~ が、個人的には一番のお気に入りです。この作家さんの他の作品を読んでみたくなりました。

    しかし、まさか御大スティーヴン・キングの息子が作家デビューしてたのを知らなかったw DNAってスゴイ。

  • ☆3.6

    学校には不思議な話がつまっています。教室の窓から決まった時間にだけ見える女子高校生、大人たちの消えた世界を生きる小学生たち、風船少年との交流―。いつもの日常がぐにゃりと曲がって見える、そんな不思議な読書体験が待っています。古今東西人気作家たちの書籍初収録作
    や不朽の名作を集めた、短編小説アンソロジー第4弾。

    色々な短編が入っていて、それぞれに特徴があるので楽しめる。

  • 有川さんの話が読みたくて借りた本。
    目的の有川さんよりも古橋秀之さん「三時間目のまどか」や 小松左京さん「お召し」の方が私好みでした。

  • 小松左京の作品が秀逸!!
    他の作品も面白いし、手軽に新たな作家と出会うのに最良の書。

  • 初のアンソロジー!!

    学校で起こる不思議な話が8話入っています。
    新規開拓したい時には良いかも!

  • 学校をテーマにした、8人の作家さん達によるアンソロジー。

    有川浩さんの「S理論」が目当て。
    読みやすいのはもちろんだけど、面白かった。

    湊かなえさんの「インコ先生」も良かった。
    7ページの短編だけど、湊かなえさんらしいラストを迎えることができて満足。

    古橋秀之さんの「三時間目のまどか」も面白かった。
    SFっぽいのは苦手だけど、さらっと読めた。

  • 一度は漫画なり映画なりドラマなり似たような話を耳にしたような話が多かったけれども、どれをとってもおもしろかったです。
    お召し(小松左京)は初出が1964年。他の作品が2000年越え(もちろん芥川龍之介を除いて)全く時間差を感じさせません。


    インコ先生-湊かなえ
    三時間目のまどか-古橋秀之
    迷走恋の裏路地-森見登美彦
    S理論-有川浩
    お召し-小松左京
    テロルの創世-平山夢明
    ポップ・アート-ジョー・ヒル
    保吉の手帳から-芥川龍之介

  • 全体的にまぁまぁでした。
    他のシリーズも読みたくなりました。

全71件中 11 - 20件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×