- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944842
作品紹介・あらすじ
カリエは病に臥せる皇子アルゼウスの身代わりとして宮殿に入り、教育を受け始める。それは事実上、皇位継承レースの始まりでもあった。優秀で冷静沈着なドミトリアス、優しく明晰なイレシオン、最も王に近い血筋だが、傲慢で感情的なミューカレウスの3人の皇子。秘密の匂いがする美貌の神官サルベーン、そして相変わらず冷徹な教育系エディアルド…役者は揃い、次なる陰謀の幕が開く。魂の少女大河ロマン急展開の下巻。
感想・レビュー・書評
-
上巻は世界観に入るので精一杯だったけど、下巻はその世界観の中で一気に話が動く。
須賀さんはどの作品も世界観を丁寧に表現するから、前半は入りにくい節がある。でもそれが後半の面白さに繋がる。須賀さんの手法ですね、最高です。
主人公カリエの目線で話は進むけど、他の皇子たちの心情、それぞれの立場や苦悩がわかりやすく、ラストはほんとに切ない、、。
須賀さんの作品はどの女の子も強く、元気をもらえるから好き。ただの幸せ者とかではなく、ちゃんと挫折を経験し、努力を重ねる姿が最高にカッコイイ。
エドのカリエに対する思いは完全に愛情ですよね、素敵です。宝塚とかでやったら面白いだろうなぁ。
角川で新装版が出たのが10年以上前みたいだから、この先はコバルトで読むしかないか〜
続きが気になって仕方ない。あと20巻以上あるけど、、がんばります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みやすい文章と素晴らしいストーリーで一気読み。少女大河浪漫はやはり良いものだ。
-
上下巻で終わると思ったら全25巻じゃないですか!しかも角川から出てないw シリーズ読み切るのに今年いっぱいかかりそう♡
-
帝国の娘上と同じくさくさく読めました。やはり主人公にがっつり感情移入できなくてどうかな、と思ったけれど最後まで読むとすごく勢いのある本だと思えた。
田舎で暮らす平凡な少女が実はお姫様だった?!なんて単純ことではない、いい意味で期待を裏切られる展開。
自分の知っていた少女小説とは違う雰囲気の持つ須賀しのぶ作品、続編もある様なので読んで見たいが、角川文庫から出るのを待ってみよう… -
上巻よりも内容が深まった。
2巻で終わる世界観ではなさそうだなと思ったら、案の定続きがあるとは…
しかも、かなり長い…
ゆっくりと楽しんでいこうかな