GOSICKs III ゴシックエス・秋の花の思い出 (角川文庫)
- KADOKAWA (2011年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044281144
作品紹介・あらすじ
闇の修道院を脱出し、暴走する殺人列車から逃れ、懐かしい学園に戻ったヴィクトリカと一弥に、つかの間の安らかな日々が訪れた。季節は、秋。2人がひもとくのは、あざやかな花々と、歴史のうねりに負けず懸命に生きた人々の物語。次なる嵐の予感をはらみつつも、今、このとき、世界は確かに美しい-静かに、ひそかに深まってゆく名探偵コンビの絆-直木賞作家がおくる大人気ミステリシリーズ、珠玉の外伝連作集。
感想・レビュー・書評
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ほんとにGothic大好き⋯
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恥ずかしがり屋のヴィクトリカと生真面目な一弥の、小さな日常のひとコマがかわいらしい。花と花言葉を題材にした一途なストーリーも好い。特にエーデルワイスが好きやな。
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本編ⅥとⅦのあいだにあたる。
久城が図書館で見つけてきた、花にまつわる”不思議な”逸話を解きほぐす、という形式で語られる。
古き良き安楽椅子探偵ものといった趣で、そんなに驚くような展開はなかったけれど、それなりに楽しめた。 -
個人用読書メモ
・オールドマスカレード号から帰還して、ヴィクトリカが静養している時のお話。
・花や食べ物にまつわる不思議な御伽噺の謎を、ヴィクトリカが解いていく。
・次の嵐が吹き荒れる前の、静かな時間。 -
ずっと放置してた続きを読書再開。
今回は短編集。お花に因んだお話の真実をヴィクトリカが解説。エーデルワイスはピンときたがね(笑) -
今回の短編はすべて花にまつわる男女の不思議な話。
体調を崩してしまったヴィクトリカのために、一弥が本と花を持っていき、物語を読み聞かせてあげる姿はなんとも微笑ましい。また、一弥からもらった花をこっそりと大事にしているヴィクトリカもかわいい。
一見すると、謎などないような物語からヴィクトリカが謎を見つけて解き明かしていく。すると、物語は違った展開になる。なかなか変わった趣向で読んでいて楽しかった。
GOSICKsの本編に付随した短編集なので、さらっと読めてしまうところが良い。いつものことながら、最後は本編の続きを匂わせる終わり方になっているので、自然と次を読みたくなってしまう。