世界一おもしろい 世界史の授業 (中経の文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046001993

感想・レビュー・書評

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  • 国王や皇帝が単に戦争好きや地図を塗り替えたくて対外戦争を仕掛けたわけじゃないし、革命も正義で行われたわけじゃない。すべては経済(利権、生活)のためと説明がつけられる。あの戦争もこの革命もこの条約も経済で説明がつけられる。世界史を点でしか覚えてこなかった身にはこれで流れが把握できる。
    独自解釈もあるけど、これでこの展開はおかしいだろと思ったら、別の歴史書を見て自ら考えるとよい。

  • 最近、世界史に興味を持ったのだが、今からガチで勉強するのも大変だなと思い、「世界一おもしろい」と、やおら大風呂敷を広げた面白そうな本書を手に取ってみた。
    たしかに、非常に面白い。古代ペルシアから現代の第二次大戦までを取り扱っており、著者が書いているように、「どのようにして」(How/What)よりも、「どうして」(Why)にフォーカスして描かれているところが好奇心をそそる。
    しかしながら、要所に出てくる図の説明・扱いが雑で、読んでいて混乱することがしばしばあった。具体的には、一切引用されない謎の図が挿入されていたり、引用されていても文章に書かれていることが図になかったり(特に地図の地名など)、文章と図の関係がわかりにくくストレスが溜まる。
    しかし、マイナス要素はそこだけで、前述のように好奇心が非常に刺激され、世界史にさらに興味を持った。
    この本に書かれている歴史上の人物の意思や想いがどこまで本当かはわからないが、歴史がなぜ動いたのかを知り、考えることはとても面白い。

  • ざっくり話が進んで面白かった

    歴史の教科書にありがちな時代の行ったり来たりがもう少しわかりやすいと嬉しい?

著者プロフィール

1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。代々木ゼミナール世界史科講師を務め、著作家となる。テレビ、ラジオ、 雑誌、ネットなど各メディアで、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説。
主な著書に『民族と文明で読み解く大アジア史』(講談社)、『「民族」で読み解く世界史』『「王室」で読み解く世界史』『「宗教」で読み解く世界史』『世界「民族」全史』(以上、日本実業出版社)、『経済で読み解く世界史』『朝鮮属国史』(以上、扶桑社)、『世界史で読み解く天皇ブランド』(悟空出版)などがある。

「2023年 『知らないとヤバい民主主義の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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