これも修行のうち。 実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015389

作品紹介・あらすじ

人間関係、失敗、病気、心配事……あらゆるツライことを「上手に消す」心の習慣があります。それは、「これも修行のうち」と捉えてみること。そのための簡単な方法(プチ修行)を50個、紹介します!

感想・レビュー・書評

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  • 1読目、「それが!できたら!苦労しない!!」と思いながら読んでいた。
    けど、日常のちょっとしたイライラの瞬間にこの本の内容を思い出すことが何度かあり再読。
    感想は変わらない。だって、この本に書いてある内容って「確かに出来るようになれば苦労はなくなる」事柄なのだから。

    各所のレビューを見る限り、どうやらあまりにも強いストレッサーに晒されてる人にはこの著者のメッセージは誤解されて伝わってしまってるみたいなのだけれど、ごく一般的な都会住まいの勤め人には良薬になる。
    たまになんとなく内容を思い出して、ほどよく気持ちをゆるめるのが本書とのいい感じの向き合い方だと思います。

  • 思考が現実化するという内容の本はよくありますが、この本は逆です。
    体の感覚に戻ることで心を浄化するという内容です。

    思考が現実化するなら、心の中が悩みや不安でいっぱいいだと負のスパイラルに入ってしまいます。

    まずは体の感覚に意識を集中する、目の前の作業に没頭することで心をクリーンにできると書かれています。

    また印象に残ったのは特に人生の目標などなくてもいいというところです。
    仏教的な目指す生き方は心の浄化と他者貢献と自己納得です。
    人生の目標に囚われる必要がないという事はかなり心を楽にしてくれます。

    また心はニュートラルが基本というのも印象に残りました。
    快はおまけであるという事。
    無理をして快を求める必要もないし、刺激がないからといって悩む必要もない。
    目の前の作業に没頭することでフロー状態に入り、それが快になるということです。

    毎日の日常でプチ修行として実践できる内容だと思いました。


  • 著者の反応しない練習が気に入ったため、活用篇のような本作を読了。プチ修行が沢山書いてあって、響くものも多数あった。感覚を大切にしていきたい。

  • ・心の使い方で毎日は変えられる→どんな物事にも方法があるから、何事もなんとかなる。
    ・最初の発想を切り替える練習→使う言葉を変える
    ※思考は言葉で作られる。
    ・意識を向ける対象を感覚・感情・思考・意欲のいずれかにする。→不快な反応をリセットする
    ・感覚をどう使って、ストレスやモヤモヤをすっきり解消させるか。感情をどう活かして、マンネリ気味の毎日にメリハリをつけるか。思考をどう働かせて、悩みを増やさずに、正しい判断をするか。意欲をどう盛り上げて、毎日楽しく充実したものにしていくか。
    ・「今、何をしているか」はっきり意識すること。
    ・「客観的に言葉で確認する」ように努める。
    ・反応は散らさず増やさずリセットする。
    ・どんなときも「自分を理解することを忘れるな」
    ・不安になるのは、妄想に意識を向けている状態。
    ・何かを目指して踏み出す前に「手にいれることに、価値があるか」を自らに問うこと。
    ・自分が納得するために頑張る。
    ・まずは体を動かして感覚を刺激して、そこから心を回していく。
    ・ストレスを感じた理由をよく考えること。
    ・あえて成果を見ずに、楽しく作業するためにプロセスに集中する。

  • Audibleで拝聴。日々の生活でふとしたときに使える50の修行が紹介されてる。草薙龍瞬さんの読み聞かせということもあり、修行だけれど修行じゃない。ブッダの教えがとても身近に感じる。
    常に心はニュートラル。自分の感覚に意識を向ける。自分の感情を言葉にする。日々の生活にいかしていきたい。

  • 夫との価値観の違いや、パワハラ上司との接し方でメンタルを崩しかけていましたが、この本と出会って、心静かに過ごすための練習を始めました。自分にも少し余裕ができた気がします☺️

  • 「反応しない練習」に感銘を受けて、こちらも読みました。

    「反応しない練習」は温かなお坊さんの法話とするなら、こちらはその実践編。

    実際にクリーンな心を持つには、判断や反応を断ち切るには、サティ(気づきの力)を得るにはどうしたら良いのか…

    その実践法が日常に取り入れやすい「プチ修行」として書かれています。シャワーだったり、家事だったり、何となくやるのではなく心の持ちようで何事も修行になる。小さな積み重ねから意識を変えて丁寧にやっていこうと思えます。


    意識は、感情、感覚、思考、意欲の4つの反応を作り出す。

    感情が疲れている時はそれを断ち切るために、感覚に集中する。それがお風呂だったり、歩くことだったり、音楽を聴くことだったり…

    感情や思考が疲れている時に、自然を求めたりマッサージに行きたくなるのは本能で感覚に集中したかったからだったのかと。
    知らず知らずにやっていたので、なるほどなぁと深く納得しました。


    「反応しない練習」をさらに深く習得したい、実行したい方にはぜひ読んでいただきたい本です。

  • 何かに拘らず、流されず、思い込まず、怒らず、焦らず、集中して、自分を知ること。
    諸行、無常、煩悩に、刹那に、何にも囚われず、ただただ、今に集中して、今に一生懸命になり、しかし疲れてしまわず、たおやかに、楚々とこの世を走り去る。人の生命は宇宙の記憶の中では、光が通過するほんの一瞬に過ぎない。自分の生命を全うしようではないか。

  • 今、やれることに集中
    心をニュートラルに
    つつしみ

  • やり始めたたら、結果は忘れよう(プロセスに集中する)。そのほうが楽しく作業が進み成果も上がる

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著者プロフィール

草薙龍瞬(くさなぎ・りゅうしゅん)
僧侶。興道の里代表。1969年奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インドで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで現地仏教徒とともに、インド社会の変革をめざすNGOと幼稚園を運営する。日本では宗派に属さず、実用的な 仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を広めている。『こころを洗う技術――思考がクリアになれば人生は思いのまま』(SBクリエイティブ)、『心の出家 変わらぬ日常をもっとラクに生きたいあなたへ』(大和書房)など著書多数。『反応しない練習』(KADOKAWA)は現在も人文・実用書のベストセラー入りを続けている。

「2022年 『増補新版 大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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