世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

著者 :
  • KADOKAWA
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  • / ISBN・EAN: 9784046044358

感想・レビュー・書評

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  • ●はじめに

    朝、目が覚めて今日もやりたいことやるぞとワクワクし
    昼、やりたいことに夢中になり
    夜、やりきったと充実感をもって眠りにつこう

    やりたいことがある人はエネルギーが集中しており、大きな成果を得られる
    やりたいことがない人はエネルギーが分散して、小さな成果しか得られない

    やりたいことを仕事にしている人
     自分のやりたいことを学び成長する
    →学んだことを人に提供しお金と感謝をセットで受け取る
    →そのお金をまた学びに投資する
    →そして成長したスキルでより高い報酬を受け取る
    →成長ループ!

    やりたいこと以外を仕事にしている人
     仕事自体がストレス
    →ストレス発散のためにお金が消える
     仕事に興味がない
    →時間があっても学ばず成長しない

    やりたいこと探しを終わらせると仕事以外のあらゆる悩みも解決していく

    年齢を重ねれば重ねるほど、
    「やりたいこと」を探そうとしたときに「やるべきこと」が足を引っ張るようになる
    だからこそ早くやりたいこと探しを終わらせるべき

    人より100倍頭がいい人はいないが、他の人に比べてものすごい成果を出す人はいる
    自分の中にあるエネルギーの使い方を他の人よりも知っているから
    成果を出す人は、自分の活かし方を知っている。


    ●1章 やりたいこと探しを妨げる5つのまちがい

    間違い① 一生続けられることでなければいけない
    今の20代の人は50%が100歳まで生きる
    社会は変化していく
    →真実① 今一番やりたいことをやればいい

    間違い② やりたいことを見つけたときには運命的な感覚がある
    恋愛結婚よりもお見合い結婚の方が長期的な満足度が高いのは「愛情は最初から存在しているもの」ではなく「愛情は歩み寄って育てていくもの」という立場だから
    運命的なやりたいことではなく、自分が心から納得できる、自分で作るやりたいことを見つけよう
    →真実② やりたいことを見つけても最初は興味レベル

    間違い③ 人のためになることでないといけない
    自分が興味を持ったなら同じことに興味を持っている人は必ずいる、その人たちにアプローチすれば必ず商売になる
    無理やり自分を押し殺して「人のために頑張るんだ」というのはただの自己犠牲で続かない
    やりたいことは自分がストレスなく続けられることなので人のために長期定期に貢献し続けることができる(自利利他)
    →真実③ 自分のために生きることが人のためにもなる

    間違い④ 見つけるにはたくさん行動するしかない
    やりたいことを見つける2要素は選択肢と選択基準
    やりたいことが見つからない大きな原因は選択肢が多すぎることかつ、選択肢があっても選ぶ力がなければ納得いく選択はできない
    やりたいことがわからない状態で選択肢を増やすべきではない、選択肢はもう十分に知っている
    →真実④ 見つけるには自己理解するしかない

    間違い⑤ やりたいことがしごとにならない
    「やりたいこと」は自分の中にあり、「やりたいことの実現手段」は社会の中にある
    まずやりたいことを見つければ、その実現手段は探せば見つかる
    →真実⑤ やりたいことは自分の中に、実現手段は社会の中にある


    ●2章 なぜやりたいことがわからず迷い続けてしまうのか?

    苦手なことをやっていても疲れるだけで何も得られることはない。
    得意なことをやればすぐにかつ楽しく成果が出る。

    ・行動して探そうとすることは選択肢を増やし無駄である
    ジャムの法則(人間は選択することは労力がかかるため結果的に選択肢ないことを選択する)

    ・メリットを考えることは無駄である
    30年前に世界の時価総額ランキング32/50を占めていた日本企業も今はトヨタのみ
    現代はVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性をもち、将来の予測が困難である)

    VUCAである外の世界とちがって自分の内側の世界は大きくは変化しない
    →一度決断してしまえば迷いもなくなり、時代がどう変化しようとブレずに行動していくことができる

    ☆どうすべきかではなくどうしたいか


    ●3章 やりたいこと探しを最速で終わらせる公式「自己理解メソッド」

    やりたいこと探しが迷宮入りしてしまうのは
    ・しっかりと言葉を定義せずに曖昧な言葉で考え始めようとしているから
    ・頭の中が散らかっているから

    →持っているパズルのピースの組み合わせ方を知り1枚の絵を完成させること
    ☆質問に答えるときに「何を見つけようとしているのか?」という目的意識を明確にするのが大事

    ・直感的にではなく論理的にやりたいことを見つけ出す
    よく自己啓発本にある天職に出会い脇目も振らずに行動したというようなエピソードはごく稀
    99%の人は1つ1つ自分の気持ちに向き合って本当にやりたいことを見つけていくしかない
    ファッションセンスのある人は感覚で選んでおしゃれにできるがない人は理屈を学んで一つ一つアイテムを選んでいくしかない

    自己理解の3本柱は「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」

    公式1 好きなこと×得意なこと=やりたいこと
    公式2 好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

    ①好きなこと
    自分の情熱のある分野のこと(心理学、環境問題、ファッション、etc.)
    ・興味があってもっと知りたいと感じる
    ・関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じる
    ・「なんで?」「どうすれば?」のような問いが湧いていくる

    ②得意なこと
    自然と人よりもうまくできてやっていて苦なく心地よいこと(相手の立場になって考える、人と競う、情報を集める、分析する、深く考える、分析する、etc.)
    ・やっていて心地いい
    ・がんばらなくても無意識にやっている
    ・ストレスがないので夢中になりやすい
    ・やっていると自分でいられる感覚がある
    ・仕事でなくても普段から自然とやっている
    ・他の人に対してなんでこんなことができないの?と思う

     ※「得意なこと(才能)」と「スキル・知識」はまったく別物
     得意なことは生まれつき持っているもので、スキル・知識はあとで身につけられるもの

    ③大事なこと
    価値観。何のために働くのか?どんな状態でありたいか(自由に生きたい、人に優しく生きたい、安心して生きたい、穏やかに生きたい、熱中して生きたい)
    自分の内側に向くと人生の目的、他人や社会など外側に向くと仕事の目的が決まる

    ※やりたいこととなりたいものはちがう
    なりたいものとして考えると仕事のイメージに注目してしまう
    →Youtuberは多くの人に注目される華やかなイメージと裏腹に企画・撮影・編集という地道な作業がある
    なりたいもとして掲げると実現手段が限定されてしまう
    →目的を達成するなら、その道じゃなくてもいいんじゃない?

    What×How×Why
    好きなことを どうする それはなぜ
    自己理解メソッドを 体系立てて人に伝える 人生に夢中になりたいしなってほしいから

    就活なら
    好きなこと→なぜこの業界なのか?
    得意なこと→どうやってこの仕事で成果を出すのか?
    大事なこと→なぜこの会社なのか?

    自己理解のルール① 好きなことで生きるはまちがい
    好きなことはあくまで仕事の目的を実現するための手段
    目的がないとブレてしまうから(どんな人にどんな影響を与えたいか)
    →好きなことではなく大事なことをまず見つける

    自己理解のルール② 好きなことより先に得意なことを見つける
    仕事にできないという思考のブレーキを外す
    自分の得意なことを使えばなんでも仕事にできる
    →好きなことの前に得意なことを見つける

    自己理解のルール③ 細かい実現手段は考えない
    目的地が決まっていないのに飛行機で行くか電車で行くか考えているようなもの
    目的地が決まれば自然と決まる
    会社は自分の人生の目的に近づくための手段でしかない


    ●4章 人生を導くコンパス「大事なことを見つける」

    ・価値観と目標はちがう
    大事なこと(価値観)はずっと歩み続ける人生の方向
    目標はその道の途中にあるチェックポイント

    ・本物の価値観か偽物の価値観か
    今までの人生で親や社会から刷り込まれてきたものではなく、本当に自分自身が思うことかどうか
    「〜すべき」ではなく「〜したい?」というものを見つける

    【本物の価値観を見つけ出すための5つステップ】
    ①質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
    ②価値観をマインドマップにまとめる
    ③他人軸な価値観を自分軸に転換する
    ④価値観ランキングを作る
    ⑤仕事の目的を決める

    質問にうまく答えられないときの2つの対処法
    ・ジャーナリング
    タイマーを3分セットし、思いつくままに書き出す
    手をとめないこと、頭で考えずに手を動かすことを意識する
    ・質問会話法
    質問を他人に読んでもらい会話していく
    相手の価値観にも触れ、会話が進む中で自分の考えがまとまっていく

    ①質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
    Q1. 尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰?その人のどんなところを尊敬してる?
    原監督の授業でゲストスピーカーとしてきてくれた女性
    理由)女性としても人としてもすごく魅力を感じたから
    →10分で引き込まれる、好きになってしまうような人 「愛される」
    →外見と所作が美しい、明るくて元気、女性らしい、愛想がある、仕事ができる 「美」「知識」
    →信念を感じた、挫折を乗り越えて強く生きてると思った 「信念」
    こうきさん
    理由)なんでもできるから、見えてるから

    Q2. 幼い頃や思春期にあった今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何か?それが自分の価値観にどう影響を与えたか?
    価値観の根本は幼い頃の経験で作られている
    自分の価値観を結びついている経験は強烈な感情を伴っているため記憶に残っている
    ・小学校
    話せなかった
    ・高校の時の彼氏
    人と社交的に知り合うことを知った
    楽しい世界が広がっていた
    今まで閉ざしていたけど人と仲良くなると楽しいことを知った
    ・高校
    メイクで少しずつ見た目がよくなっていくと周りに大事にされるようになった
    中身だけではなくて外見で判断されることを知った
    ・大学
    馬鹿みたいに楽しい遊びを知った。今が人生で一番楽しい時間だと当時にして思っていた
    けど秩序がない人たちもいて不快だった
    ・インターン

    Q3. 今の社会にはなにが足りないと思うか?
    理想と現実の差を埋めるのがあなたのやりたいこと
    余裕がない
    思いやりがない

    Q4. 自分って人生で何を大事にしてそうか、その具体的なエピソードも周りに聞いてみる
    「快適さ」
    プラスじゃなくてマイナスをなくす
    〜したいじゃなくて、〜したくないをなくすために努力している
    「人」「誠実」
    人としてちゃんとしてる人と一緒にいたい

    Q5. 自分の子どもをを育てたり、他人に助言するときに一番伝えたくないことはどんな行動で一番伝えたくないのはどんな行動か?
    ・人に迷惑をかけてはいけない 
    ・自分と人に嘘をついてはいけない 「誠実」
    ・時間の余裕は心の余裕になるし、それは人への接し方と健康に影響する 「余裕」「健康」
    ・続けることも大事だけどいろんな経験をした方がいい 「冒険」「挑戦」
    ・本質的かどうかが大事 
    ・人としての礼儀や美徳は忘れてはいけない 「礼儀正しさ」「誠実」
    ・人として信頼される人になるべき 「信頼」
    ・愛されてればどうにかなる誰かが助けてくれる 「愛される」
    ・人の繋がりは多いほうがいい 「仲間」
    ・相手の立場になって考えること 「思いやり」
    ・図に乗らないこと、自慢しないこと 「謙虚」


    愛される

    知識
    信念
    知的


    ●5章 得意なことさえ見つければ何でも仕事にできる
    得意なこと=成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン
    気づいたらどう言えば相手に伝わるか、わかってもらえるか考えている
    気づいたらどうしたら効率的になるか考えている
    気づいたらどうしたら快適か考えている
    気づいたらどうしたら整理されるか考えている
    気づいたら何をしたら楽しいか考えている
    気づいたらなぜそうなのか分析している
    気づいたらどうしたら人によく見られるか考えている

    Q1. これまでの人生で充実していた体験は?
    中学のバレーボール入部したて
    →初心者なのになんでもできた、無敵だと思った
    大学の飲みサー
    →毎日のように遊んだ、忙しさもすきだった

    Q2. 最近イラッとしたこと、もしくは心がざわざわしたこと
    ポイ捨てしてるのを見たとき
    レスが遅いとき
    会話が成り立ってないとき
    タメ口など敬意が感じられないとき
    自分の立ち位置を理解できておらず偉そうにしてる人を見たとき
    人を見下している人を見たとき

    Q3. 人に聞いた自分の長所

    Q4. 明日仕事をやめてもっとやりたかったと感じるのはどの部分?
    スプレッドシートの管理とか?
    こここうしたらいいとか色々思ってたの言えばよかった

    Q5. これまでの人生で成果がでたことは?どうやって出した?
    都大会出場。継続した
    勉強。コツコツやってた、楽しんで勉強してた
    インターン。継続した、何が足りないのかどうしたらうまく行くか考えた、真似した


    【自己理解の手順】
    大事なこと(価値観)を見つける
    →何のために働くのか?という仕事の目的を決める
    →やりたいことは仕事の目的を決めるために手段であるため、ここでやりたいことを見つける(得意なことの中から)
    →やりたいことの中から実現するための手段を決める


    ●6章 好きなことを見つけて努力する

    得意なこと
    要約して伝えることが得意
    時間をかけることが得意
    全般できる


    すきなこと
    まとめることがすき
    時間を忘れて熱中していたこと
    メイク調べる
    動画見る

    状態
    仕事とプライベートわけなくていい

    何かに熱中しているときが最高に幸せで価値がある

  • なんだか軽いノリで書いている感じがする。

  • 凡庸。
    系統立てて、書いてほしい。

  • やりたいことの思考法は理解できた。

    人生経験、仕事の絶対量がある程度ないと厳しかった。

  • 自己理解からやりたいことを見つけることの重要性を、身をもって感じた。価値観が明確になることで、発言にも行動にも自信がついた感覚。

  • 「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」

    そんなエネルギーを持て余してしまっているあなたの人生が変わります。
    --------

    やりたいこと自体はたくさんあるものの、そこと仕事を結びつけたときに、これは絶対無理だろうな~みたいな漠然とした諦めとかがあったけど、こうやって突き詰めていけば「本当にやりたいこと」が見つかるな〜と!!

    私自身はやりたいことがたくさんあるタイプですが、この本に関しては、
    やりたいことがたくさんある人じゃなくて、キャリアを考えたときにまじでやりたいことが分からない人向けの本でした!

    まずは自己分析と整理、大切ですよね!

  • 100字要約
    好きなこと(情熱)×得意なこと(才能)×大事なこと(価値観)=本当にやりたいこと。これらは自分の過去の経験、現在無意識にやっていること、社会に対して抱く反感などから論理的に導き出すことができる。

    印象に残った一文
    そもそも楽しいだけの仕事なんてどこにも存在していません。どんな仕事でも面倒なこともあれば、嫌なこともあります。「やりたいこと」のために「やらなければいけないこと」も存在しますが、それを工夫して楽しめるようにしていくのも仕事の一部です。(21)

  • もう一回読みたい。
    というか読み直したい。
    やりたいことをわかりやすく見つける手伝いをしてくれた。

  • やりたいことは好きなこと、得意なこと、大事にしていること。この3つによるものであると述べられていました。この3つに関する質問が本書には設けられており、それは自己理解をするために大事なものとなっています。
    この本を読んで、漠然としていたやりたいことに関して、光が指したと思います。

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著者プロフィール

3ヶ月10STEPでやりたいこと探しを終わらせる「自己理解プログラム」を提供する、株式会社ジコリカイ代表取締役。高知県生まれ。早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。Twitterフォロワー数40,000人超に。「自己理解プログラム」には全国から問い合わせが殺到している。

「2023年 『世界一やさしい「才能」の見つけ方 一生ものの自信が手に入る自己理解メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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