遠野物語remix

  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046532770

感想・レビュー・書評

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  • (255P)

  • 民俗学の本を読んでいて遠野物語が出てきて、面白そうだったので読んでみた。
    各地に伝わる怪談集かと思ったら、遠野に伝わる話(実話)なんだ!!
    京極夏彦が現代風にアレンジ??したものかと思って、柳田国男の「遠野物語」と一緒に図書館で借りてみた。
    したら冒頭に「1字1句も加減せず。。。」って書いてあった。。
    こっちは読了したけど、柳田国男の方はパラパラーっで終わりに。。。
    ところどころ面白かったり、ゾクっとくる話があるけど、全体的には「へええー」って感じかな。

  • 読みやすかった。原作は無料で読めるので、読み易さを評価します。

  • 百年も前民俗学の父、柳田國男によって紡ぎだされた遠野物語。

    今も色あせないその物語が、新たに蘇る。

  • 読みやすい。有難い(苦笑)語られる話に浸る「物語」的感覚は無く、雰囲気というものも感じないが、読み物として面白い。狐と蛇が可哀想。

  • 2014 1/7

  • これは面白い。以前、原作では読み切れず、挫折したが、今回は面白く読んだ。超訳、再構成したからこその面白さ。

  • 本物の遠野物語より読みやすいのは勿論のこと、どことなく怪しい雰囲気も残されている。妖怪を見た時、死ぬかツキが回ってくるのかは結構博打なんだなあと思いました。

  • 京極さんの訳がよいのか原典がよいのか、これが初めての「遠野物語」であったため判断はつかないが、心地よい文節リズムだった。

    四方閉じられた場所だったからこそ伝わった話集なのか、もとより不思議な場所なのか。
    懐かしいような、別の世界のような不思議なところ。
    今の感覚で安直に判断するならば、外国の人が異形と呼ばれ孤立して住み自分達と違う者は「だから、人ではない」と判断したのか。

    姥捨を感じる60を過ぎると山で暮らし日銭を稼ぐのに野良仕事をする「ハカダチ」終わって帰るのを「ハカアガリ」(百十一)、墓とは生きているのに死人とされた人の住む場所か、河童の子を産むとは奇形児のことか、マヨイガ(迷い家)に見る人々の欲の深さ、等々面白さはつきない。怖いと思ったのは母殺し。…

    「願わくは、これを語りて。平地人を戦慄せしめよ。」

  • 柳田國男については京極氏の著書などで知った程度の知識なので、もちろん柳田國男の「遠野物語」は読んだことはありません。
    ですので、原文がどんなものなのかが分からず、またどの程度京極氏が手を加えたのか分からなかったのですが、この「遠野物語remix」は現代語で読みやすくしたものであり、また小説というカタチにしていることを読了後に知りました。
    しかし、そんなことはまったく知らなくても面白く興味深く読める作品として「遠野物語remix」は完成されていました。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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