テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)

  • エンターブレイン (2011年4月23日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047272323

感想・レビュー・書評

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  • ルシウスの湯にかける情熱は山賊をも働かす。
    時に身勝手に見える行為も、真面目さが加わると「仕方ないか」で諦めてもらえたり。
    平たい顔族とのやりとりもだいぶ上手になってきた。

  • 風呂文化をココまで真面目にかつどこかコミカルに描ける作品はないと思う。

  • 阿部寛さん主演 4月 東宝系公開

  • どこまでも真剣なルシウスが良い!ルシウスが日本に来るたびに「日本の文化ってこんなに素晴らしい物だったんだぁ」と実感します。お話の題材も良いです。

  • 今回のルシウスはなんと、暗殺の危機にさらされます。しかし、彼の命を救ったのは彼自身がその全てを注ぎ込む風呂に対する情熱でした。今回も彼は『平たい顔族』からヒントを得て、さまざまな活躍をしてくれます。

    大ヒット作で映画化される風呂をめぐるマンガの第三巻です。表紙絵はギリシャ神話の『ラオコーン』をモデルにされたものであろうかと察せられます。

    今回のルシウスはしょっぱなから命を俗に狙われるというハードな展開になっております。ルシウスは例のごとく風呂の効果によって『平たい顔族』の地に降り立ちます。そこは温泉街。ルシウスは浴衣をローマ風に着こなし、ローマの貨幣を日本円に『両替』し、射的をやったり、偶然入ったラーメン屋でラーメンとギョーザを食べ、それに感動し、元の時代に戻ると、早速『平たい顔族』から学んだことを実行し、山賊を、さらにはローマ兵を使って温泉街を立ち上げるという大活躍ぶりを見せてくれます。

    さらには2000年のときを超えてうかつがれる『与作』のヘイヘイホ~、というリズム。そして、時を越えた職人同士のコラボレーションと、非常に読み応えのあるものでありました。『神と金、人はどちらに対してありがたみを感じるのか?』というテーマに『どすえ』というキーワードも交えつつ、成金趣味の依頼主の要望を自分の信念を曲げずにかなえていく。彼の風呂に対する情熱と、ローマに対する興味を持つきっかけをぜひつかんでいただければ、と思います。

  • ローマ人温泉街紀行、ヘイヘイホー、ローマ風呂逆輸入の巻。それにしても、ルシウスのリサーチ力と再現力が尋常じゃない。

  • 山賊さえもお風呂づくりに巻き込むルシウス(笑)。
    日本の温泉街にワープしてまた衝撃を受け、
    ヴェスビアス火山のふもとにそれを再現。スゴい。
    このマンガ、間に挟まれるコラムがまた面白いんですが、
    3巻の、日本の温泉街について思いをめぐらせるコラムは
    特によかったです。
    温泉に行ったとき、ヘンなものを買いたい衝動に駆られることは
    たまにありますが、次行ったときはその衝動に従ってみようかな、
    と思ってみたりしました。

  • いろいろ巻き込まれルシウス。
    しかし、ルシウスって普通のローマ市民じゃないね。
    馬に乗れるし。

  • HEI HEI HOUUUUUU

  • お風呂だけでここまでネタが続くとはビックリ

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著者プロフィール

訳:ヤマザキマリ
1967年東京生まれ。北海道育ち。漫画家・文筆家・画家。17歳でイタリアに渡り、フィレンツェ国立アカデミア美術学院で美術史・油絵を学ぶ。1997年、漫画家としてデビュー。比較文学研究者のイタリア人との結婚を機に、シリア、ポルトガル、アメリカなどで暮らし、現在はイタリアと日本を往復する。2010年、古代ローマを舞台にした漫画「テルマエ・ロマエ」で手塚治虫文化賞短編賞、マンガ大賞受賞。2017年、イタリア共和国星勲章コメンダトーレ章綬章。著書に「ステーブ・ジョブズ」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」、「望遠ニッポン見聞録」「国境のない生き方」「ヴィオラ母さん」「ムスコ物語」「歩きながら考える」など多数。

「2023年 『だれのせい?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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