- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047367685
作品紹介・あらすじ
1878年6月。
横浜からはじまった英国人冒険家イザベラ・バードの旅は
日光から新潟を通り、秋田を抜けて、ついに本州最北の地・青森へ。
梅雨の東北地方でバードを待っていたのは
降り続く雨と、荒れ狂う川。
そして、その過酷な自然の中であっても、工夫を凝らして生きる
日本人のたくましさだった。
東北編最終章の第9巻!
感想・レビュー・書評
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伊藤が笑った!(笑)
クララか…でも、本当に人間丸くなったよね。
また水害で足止めをくってしまった2人。
自然災害が起こると、今以上に
被害も甚大だったのだろうな。
この巻では、バードさんが
アイヌ文化を知りたいと思ったきっかけの話も。
青森では風邪ひいてヘロヘロだったのに
出航したとたんげんきになるのが彼女らしい!
そして、ついに北海道上陸。
ヘボン医師が出てくると和む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回もめちゃ面白いです。
過酷な山中の道行ですが、そこに生きる人たちの逞しさを描き、その様子を眺めるバードさんはそこに「日本文化」を見出し、そこから人類のそれぞれの文明についての「真理」を探そうとする。そして、傍らでその様子を眺める通訳の「イト(伊藤)」は、バードさんのその姿勢にあらためて感銘を受けたようで……。
今回は、わりと、伊藤の内面が垣間見えるシーンが多くて嬉しいです。英学校の生徒さんたちへの対抗心とか、船酔いの姿とか、イトの人気がまた上がってしまう……と、ニヤニヤしながら読みました。
船中でイトと一緒に浮いたり横に飛ばされたりしてるネズミさんたちからも目が離せません。
そしてそれらの「イト」描写が、終盤から次巻への「マリーズさん」との話しにスパイス効かせてくるんだろうなと思うと、続きが楽しみでなりません!! -
前巻に続き、大雨による山崩れに巻き込まれながらも、九死に一生を得たバード。ここまでして旅を続行しなくてはならないものか。
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今回の感想はまとまっておらずバラバラ。
まぁ、いつもまとまってないか。
滅びを受け入れる。日本独自の諸行無常を感じた。
戊辰戦争はなんだったのか。知りたくなった。
ダーウィン登場。
バードとダーウィンが繋がっていることにワクワクした。
というのもこの漫画を読むきっかけになった本でダーウィンの進化論が紹介されていたからだ。
でも進化論の章ではこの漫画は紹介されていない。
だからこそ、繋がった時に余計興奮した。
そして、マリーズとの対決へ。 -
誰もが平然と笑って_滅んだら受け入れるのが当然のような_ずっと考えていたの_この国の文明の深淵 生活も文化も技術も世界観も_文明の遍く万象が_気候風土の奥深くに_起源をもっているんじゃないかしら イエスを知らない善良な人々に出会う度_信念が揺らぐのを感じる_それでも_神しか救えない苦悩もある アイヌは太古の白人種(コーカソイド)ではないか?_シーボルトはそう主張している_骨格が他の黄色人種(モンゴロイド)と異なり_我々と同じ深い彫りと二重瞼_濃い体毛を持つからだ 現在の国際秩序は_冬でも凍らない港を求める露国と_それを阻む英国との_鬩ぎ合いの上に成り立っています_露国にとって北海道は_政治学的に理想的な土地_虎視眈々と狙っています_野望を阻止せねば_世界を巻き込む戦争となる
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青森の手前で洪水に見舞われたところから。
洪水でもっとひどい怪我とかを負ってしまうかと心配していたけど、馬以外はなんとか助かって良かった。
食糧が無いのが辛そうだったけど。。
なんとか青森まで辿り着き、船で函館に到着!
バードの体調的にドクターストップがかかりそうだったけど、政治的な理由からイギリス領事館から特権を与えられてなんとか劣悪な環境は避けられそう。
きちんと旅行記で結果を出してるからだけど、すごく人に恵まれてるなぁと思いました。
心強いお供の伊藤もマリーズから上手く離れられるといいけど。。
続きも早く読みたい!!