- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048540537
作品紹介・あらすじ
ある日、ぼくはいけちゃんに出会った。いつもぼくを見てて、落ち込んでるとなぐさめてくれる。そんないけちゃんがぼくは大好きで……不思議な生き物・いけちゃんと少年の心の交流を描いた叙情絵本の傑作!
感想・レビュー・書評
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「100うみ」という表現が印象に残りました。
人より早く大人にならないといけない子供がいる、そのことを悲観するでもなく、楽観するでもなく、「そういうこと、あるよね」と受け止めているところが、じんわりきました。
ずっと寄り添ういけちゃんの正体も、いいな、と思いました。
こんな関係、いいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少年のハチャメチャな感じが絵のタッチとよく合っている。でもお話自体はとてもまじめで、心と体の成長をつかんでいる。いけちゃんの正体がわかったとき、もう、泣いちゃう。
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子どもの頃のほうが「死」のことを考えてた気がする。
「死」が近づいてきて、生きてきた時間を考えるようになった。
いけちゃんとぼく、また会えたのかな。 -
図書館で。映画化されたと何かで読んだので借りてみました。
こういう言い方は的が外れてるのかもしれないけど男の人が好きな女性が描いたんだなぁって読んでいて思いました。いけちゃんって好きな男の母、姉、妹、娘、恋人、親友、悪友、保護者、被保護者…およそ考えられるすべての存在になりたかったんだろうなぁ。実際には無理だけれども彼を構成する世界のすべてに存在したかったんだろうな。
なんだか母親は息子と娘では愛し方や接し方が違うってのを聞いたことはあるけれどもこういう事か!と思い知らされる感じです。結構重いな。…男性はこういう愛を背負うのか…
大変だなぁ… -
映画は見ていたのだけれど(勿論号泣)、原作をやっと手に入れて号泣する準備はできていた…!いけちゃああああん!!学級文庫に所蔵する予定ですが、小4にこの切なさは分かるまい。
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西原理恵子
角川書店 (2006/9/1)
男の子の成長、強さと切なさ
パワフルな絵ときらりとひかるはっとさせられるたくさんの言葉
実写の映画もいけちゃんの評判がよかったようです
高知の海もきれいだったことでしょう
大人の絵本
ですよね
何度も読みました
その度に言葉がささります
≪ 大人へと かけぬけるそば いけちゃんが ≫ -
変な意味じゃなく、純粋に大人の絵本って感じです。最後思わず涙ぐんでしまった
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表紙に載っている いけちゃんの姿が
ずっと心にひっかかっていました。
柔らかそうであたたかそうな、掴みどころのないこの雰囲気が好きです。
そして、ストーリーは豊かな自然の中、いけちゃんとぼくの過ごす日々が綴られていました。
色が変わったり、髭が生えていたり、数が増えたりするとこもいい。
これは、絵本だとかマンガだとかって くくりたくないです。
いけちゃんに噛まれてみたくなりました。 -
読むと叱られた気持ちになるけれど
怒りとか、ずぶとさとか、
忘れないようにしたいです。 -
のほほんと読んでいると最後にぶぁって
ぶぁってバカー
祝映画化!