- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048655071
作品紹介・あらすじ
異能の力を全て打ち消す右手『幻想殺し(イマジンブレイカー)』
VS負の想念で全てを消し去る『理想送り(ワールドリジェクター)』!
「やあ、幻想殺し」
「だとすると、アンタは理想送りか?」
世界を意のままに、何万回でも塵にすることができる真性の『魔神』達。そんな無敵の存在らを、一瞬で消し去る少年がいた。
少年は『どこにでもいる平凡な高校生』にして、しかし同時に最大最悪の『理想送り』を右手に宿す存在。それは『新たな天地を望むもの』を全て消し去る、恐るべき力だった。そして、もう一人の『どこにでもいる平凡な男子高校生』上条当麻の右手に宿る『幻想殺し』と、表裏一体の存在でもあった。
「幻想殺し。ぼくは『魔神』に用がある。ぼくをこんな風にした『魔神』達に」
「それはお前の事情だろ。俺達には関係ない」
少年二人は、学園都市の暗闇で対峙した。
互いに譲ることができないもののために。
この勝負の鍵を握るのは、レイヴィニアとパトリシア、二人のバードウェイ姉妹で……!?
極大のイレギュラー同士が、ついに激突する……!
感想・レビュー・書評
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上条の「幻想殺し」(イマジンブレイカー)と対になる「理想送り」(ワールドリジェクター)の能力をその左手に宿す上里翔流(かみさと・かける)によって襲撃された魔神の一人ネフテュスが、上条の家に転がり込んできます。際限なく増えていく同居人たちの空腹を満たすため、上条は買い物に出かけますが、そこで上里と遭遇し、さらに南極で寄生生物が身体に入り込んだパトリシア=バードウェイとその姉のレイヴィニア=バードウェイに遭遇します。
上条以上の「どこにでもいる平凡な高校生」でありながら、とつぜん身に宿った力のために上条とおなじくハーレムの主となった上里は、自分の置かれることになった境遇を問いかけますが、上条はその問いかけを受けながら、みずからの置かれた運命を引き受け、バードウェイ姉妹を救う道をさがし求めます。
ハーレム展開に自己言及する「メタ」的なテーマを含んだストーリーでしたが、あっさりといつもの上条の「ベタ」に回収されてしまうのに、正直鼻白んでしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
寄生生物の話。
敵さん、いまいち冴えてへんのよな。 -
早く終われよという引き延ばしシリーズだが、魔神殺しの理想送り登場。当麻と対の手を持つなんて・・新展開ってより、ますます込み入ってくるんじゃないかな・・新約以前の魔術メンバーとはご無沙汰だし・・登場人物が増えて、いつのまにか好みのキャラが消えて、しかも常連はキャラと重みが変っているみたいな・・ここまで続くとアニメ化はついていけないだろうな~
御坂美琴及び御坂妹のファンとして、物足りない感じが(笑) -
P314 鍋の具材オチが笑えました。バードウェイはどっち?と一瞬思いましたけど。キャラクター大量投入に、イラスト担当への同情が。
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パトリシアを助けるために協力したのに結果激突してる『理想送り』の上里勢力は上条の敵対勢力なのか…?
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上条当麻と上里翔流、幻想殺しと理想送り、レイヴィニア=バードウェイとパトリシア=バードウェイ。
木原脳幹と木原唯一も今後からみそう。 -
前巻登場の「理想送り」上里翔流(勢力?)との激突。“普通の高校生”な二人がカチ合うだけでなく、バードウェイ姉妹の事情も絡んできて、構図としては対立姿勢が2面あった感じか。異なる『ヒーロー』像が語られたけど、そこは“元祖”ヒーロー。やっぱり上条さんはカッコいいね。この事件の真相共々、裏側、特に科学サイド(アレイスターを純粋な科学サイドと捉えてもいいのかは微妙なとこだが)がいろいろと動き出してきそう。それに伴い木原関係で上里くんは今後出番増えるのかしら。しかし人物相関図書いたらえらいことになりそうですね(笑)
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上里なんていう、まさかの平凡な高校生が出てきた。
けど、読み進めると上条さんとは全く逆の思考回路の持ち主&能力でした。
バトルよりもいつもの言葉の押収が見事でした。
自分を卑下しちゃダメだね。