キノの旅XIV the Beautiful World (電撃文庫)
- KADOKAWA (2010年10月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048689670
感想・レビュー・書評
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なぜかどこの書店にもなくて、やっと読めました。
口絵のプロローグ、エピローグのように、時々キノが良いことをするお話が好き。
利害ではなく倫理ではなく感情からの行動でもなく、それで喜ぶ人を見て、自分がほのぼのして楽しむお話ね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電撃文庫の中でも古株になってきてますね。
未だにずっと買ってる。
10年でキノの絵がだいぶかわいらしくなっちゃって。笑
時代の流れを感じます。笑
現代を風刺している話が多くてやっぱり面白いなぁと思う。
今回は特に多かった印象。
今年も期待。 -
「知らなければ、それまでですよ」
キノの旅14巻。もう10年目なのですね。
『呟きの国』をはじめ、タイムリーな題材が目につきます。
『開運の国』と『卑怯者の国』(PS2ブックレット収録作品)が特に印象的でした。 -
10年ですか。
連作短編って言う作風もあるだろうけど、10年間全然ダレたりしないってのはスゴイなぁ。
呟きの国はもっとヒドいオチを期待していたけど、よくわからんかった。 -
2011 2月読了
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こんなにリアルに迫る戦争を描いたあとで、皮肉に笑う加減が絶妙。
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やっぱりいいなぁ…
フィクションであることはラノベだから仕方無いけど、哲学的。
出てくる国はどれもこれも一つの思想に凝り固まってるけど、その考えだってわからないわけではない。
自分の命が50歳までと決まっていたらどうだろう?
それまでは病気一つせず健やかに暮らせる。
僕はあの国に住んでみたいと思ったな。
命が決まっていれば、それが当たり前ならきっと心穏やかに暮らせるハズ。
いつ死ぬかなんて言う不安や恐怖と50年を交換するんだ。
素敵だと思う。
価値観なんてそれぞれでどれも間違ってはいない。
行き過ぎることはあるけれど。
それに気づかせてくれるお話だ。 -
短編多いの嬉しい(*´∀`*)
本文もあとがきも、ブレのない時雨沢クオリティです。
銃の撃ち合いや戦争シーンがグロいのは毎度のことですが、
今回はね、「寄生虫の国」がね…。
あれ結構きつかった…(涙)
「規制の国」はあれ、大丈夫なのかな…?^^;
サブタイトルモロじゃないですか。
あとがきがあまりにも普通だったので、
「時雨沢先生のあとがきがこんな普通なわけない!!」
と思って探しちゃいました。
案の定ですね~。フフフ。