ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

著者 : 北川恵海

• KADOKAWA (2015年2月25日発売)

感想・レビュー・書評

[TOMさんの感想 · 2023年9月6日]

読みやすくて一気読みでした。

仕事に対して迷走してる今、手に取った作品です。

仕事よりも大切なことが、たくさんあると思いたいです。

今、自分自身が幸せだと思えるかどうかが大切な事だと思いました。

[kaorukaeruさんの感想 · 2022年4月17日]

ブラック企業で働く男が主人公
主人公が、同級生という男と出会い
それからのことが語られる
仕事はどうなる
同級生の男はいったい何者？
あっさり読めてしまうボリュームで物語もシンプルでした

[浦島くんさんの感想 · 2021年9月20日]

「夢をかなえるゾウ」的な小説。

作者も初めての本ということで粗削りなところはありが
・ヤマモトが誰？という謎解き
・最後ホロっとさせるところ
・続編も予想されるような結末
がいい。

続編を読んでもいいかなあと思いました。

「人生って、それほど悪いもんじゃないだろ？」→そうやね。

[へぶたんさんの感想 · 2023年2月5日]

お母さんの言葉「大丈夫よ。人生なんてね、生きてさえいれば、案外なんとでもなるもんよ。」
同じ状況で、自分だったらこんな風に明るく言ってあげれるかなあ....。

そして「サザエさんシンドローム」分かるー。
「笑点シンドローム」もあったような...。若き頃に覚えがあるな。

そして終盤の怒涛の展開。次のシリーズもあるみたいだから読んでみよう。

[岳東さんの感想 · 2023年2月16日]

「人生は、誰のためにあるのか」
この小説では、生きる上での大切なことを教えてくれます。
良い小説でした。

[オサムさんの感想 · 2021年5月24日]

仕事は本来人生を豊かにするためにするもの。

[たくひとさんの感想 · 2019年7月22日]

タイトルから最初は、簡単に仕事を辞めたがる若者のようなイメージであったが、全く違って。
いわゆるブラック企業と言われるような会社で、ギリギリの自分に追い込まれ、その中で仲間のおかげでそんな自分と向き合い、たどり着いたのがタイトルのセリフだった。
自分は一般的にブラック企業と呼ばれるような働き方はしたことがないが、傍から見たら「当たり前」と思えるようなこと（仕事よりも命が大切など）を思えなくなってしまう状態、それが本当に追い込まれるということなんだろうと感じた。
きっと追い込まれたらそうなってしまうんだろう、だから追い込まれないように、普段の自分の段階でそれを意識しておくことが大切だと感じた。
また、他の視点では。今回の様に、どうにかして引き戻してくれるような仲間を持つこと（今回のヤマモトもそうだが、相当におせっかいな人でないと、そのような状態のときは本人は他者を排除しようとしてしまうため、実際に力になることは難しいだろう）、そして仕事をやらされてるものではなく、自分の意思でやるということだろう。
制度を整えることはもちろん大切だが、自分の会社に意識を落とし込み、人間関係や仕事への向き合い方、という点でも考えることが必要なのではないだろうか。

[katunさんの感想 · 2018年9月25日]

あっさりと読めるのだが、
とても感慨深い物語で、共感をする。人は何故に、仕事をして生きて行くか考える事はあると思う。この本では、そんなヒントをくれている。仕事上でどうしても上手く行かなくて、命を粗末にするような事を考えたら、そんな仕事辞めた方が良いんです。くだらな過ぎ。人生贅沢しなきゃ意外と生きて行けるもんですから。
でも、1回2回の失敗なんて当たり前とも言っておきたい。
物語の中では、上司と周りの人間と会社がブラックになってるのでフォローが全くないのでこうなるのだろう。
今は、昔の様な、日本人の良いものが欠けてるので親身になって助けてくれる人は中々いないものである。だからこそ自分を大切にしないといけないとも思う。本当にやってもダメなら早めに切り上げた方が良いのですよ。今は昔の日本と違うのです。この本を読んだからそんな事を言ってるんで無く実体験を通して感じた事なんで。

[Ku-さんの感想 · 2017年5月31日]

旅のお供に買った文庫本。
イッキに読み終え、映画も観賞。

タイトルは一見軽く簡単に
会社を辞める感じだけど、
そうではなくて。
ヤマモトに私も救われる気持ちなる。

[びさんの感想 · 2017年5月24日]

とっても軽い。
その軽さが、この重い内容を語るのにきっと必要。

ぶちまけられる相手がいるって大事。
話を聞くって大事。

著者プロフィール

大阪府吹田市出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー。本作は70万部突破のベストセラーとなり、映画化。爽やかでけれんみのない文章で、読む者を元気にする。主な著書に「ヒーローズ(株)!!!」シリーズ、『ちょっと今から人生かえてくる』『星の降る家のローレン 僕を見つける旅にでる』がある。

「2021年 『文庫　真夜中のメンター　死を忘れるなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」