おゆとりさま消費 つながり・ツッコミ・インパクト (アスキー新書 170)
- アスキー・メディアワークス (2010年11月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048701174
感想・レビュー・書評
-
マーケティングと結び付けながら、いろいろと工夫してわかりやすくゆとり世代のことを書こうとしているとは感じた。あっているなと思う点とそうでもないなと思う点と両方。すこぶる読みやすくて、上の世代との隔たりを埋める一助にはなるかも。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:675//U93
-
1987年以降生まれのいわゆるゆとり世代の特徴や行動を論じた著作。
TwitterやSNSなどを使いこなし、ITリテラシーが高いことは容易に想像がつくが、それ以外にも、友達とは浅く広く付き合うだとか人気職業は安定した公務員だとかいう特徴があるらしい。
ゆとり世代をターゲットとしたビジネスに関係する人は読むと面白いと感じるだろう。 -
私達バブル世代は~と、著者目線を読者に強いるのが?
違う世代も読むのに。
ゆとり世代を持ち上げているふりして見下してる感もあり。おじさま向けに解説してます、という感じ。
内容はああ、そうだな、と腑にはおちる。 -
17~23歳ぐらいの「ゆとり教育」世代を対象にした消費意識を読み解いた本。
彼らの親はいわゆるバブル世代であり、いい意味で上昇志向のある世代の子供たち。
彼らの世代はいじめ問題を経験。いじめといっても大人への反抗という主旨のものではなく、仲間いじめという意味でのいじめ問題。
したがって、「悪めだち」をしてしまい、コミュニティからはずされたりすることを潜在的に恐れている世代。
したがって、その反作用としてつねにゆるやかにつながっていることを求める。とはいっても目だ立たないことをよしとするわけではなく、自分自身のキャラクターのポジショニングを考え、そのポジショニングにあった、仲間から「リスペクト」されることをすることに満足を覚える。
これらの行動はWebによるコミュニケーションによる影響という側面もある。
Webにおいて重要なのは、話題性のあるインパクトとツッコめるボケがあること。
したがって、リスペクトされるためならこれらの話題づくりに対する消費は厭わない傾向がある。
おゆとりさま世代が求めるのは安く買えるものだけではなく、「誰かといっしょ」「ゆるくつながる」を感じながら、喜びをシェアして「温もり」を実感するものである。 -
楽天トラベルの新春セミナーで著者が講師をされ、その場で購入。
世代の特徴を端的に示す表現が面白いです。
「バブルⅡ世」や「おゆとりさま世代」。
その特徴を現すにも、「お手本はひな壇芸人」とか「スピリチュアルでプチハッピー」とか、表現がいかにも楽しいです。
私自身が団塊ジュニアでまだ若いと錯覚していましたが、一世代や二世代も変わると価値観が変わっていることをよく理解できました。
世代をひとくくりにしてレッテルを貼るのはいかがなものかと思いますが、読み物としては面白かったです。
物心ついたころから不況しか知らない「バブルⅡ世」や「おゆとりさま世代」はどういう傾向があるのか。
時代によって重きをなす価値観が違うのですから、特徴をつかむには良い本でした。
マーケティングで若い世代のセグメンテーションやポジショニングの分析する際には、まず真っ先にこの本を読まれておいたほうが良い気がします。 -
現代の若者の消費傾向を書いた本。筆者はこれ以外にも、若者の生態を分析しマーケティングを行っている。全部が全部当てはまるわけではないが、およそ言いたいことやそのポイントははずしてないように思える。自分たちにとって当たり前のことが、一回り違う大人からしたら、およそ考えられない、理解しがたいということがある。その辺りのことは、こちらも「なぜ?」と思ってしまうが、それほどまでに価値観やものの考え方が違うということだろう。今の若者の傾向を知るには、自分たちが若者だったときのことを一度リセットするぐらいでないとだめなのかもしれない。と同時に、自分たちが逆の立場になったときに、相手の考え方や行動をただ単純に否定するのではなく、理解していくために、常日頃から今何が巷で起こっているのかということに対し敏感になり、しっかりとアンテナを立ててリサーチしていくことが大事になってくるといえそうである。
-
書店の棚を見渡して、「ゆとり世代」の消費行動や価値観についての研究ではこの本ほど詳しく見ていくものは他になかったので買ってみた。一般的な読み物なので、データの取り上げ方や分析は極めて主観的で、それがまた読んでいて楽しくもある。膨大なデータから取り上げられていく個々の事例は興味深く、「ああ、これ自分のリアルな周囲にもあるね」とうなずけることも多い。著者がちょうどバブル世代で、バブルジュニアであるゆとり世代へのまなざしに母性的な優しさが見えて、とても氣持ち良く読めた。
-
ゆとり世代なんて理解できない。意味不明。はっきり言ってどうでもよい。ひな壇芸人を目指すとか言われても、それが何かさっぱり理解できない。こういう胡散臭い連中は嫌いだ。
-
あっという間に読了!自分よりちょい下の世代がメインで、共感できる部分とカルチャーショックな部分があって面白かった。