- Amazon.co.jp ・本 (676ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048734110
感想・レビュー・書評
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多分、柴田よしきさんは好きなのだろう。
独特の暗さと、人の性によるどうしようもない宿命のようなもの
また、そんなに読んでいないが、なんとなく楽しみな作家だ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ツイッターのTL上で読んでる人がたくさんいたので、読んでみました。
面白い。
だが重い。 -
10年前、刑事 麻生に逮捕された青年は、うつくしい男妾としてヤクザの幹部 韮崎の片腕になっていた。
逮捕から派生した練のどん底への転落が、痛い。
冤罪を認められない麻生の気持ちも、苦しい。
及川、練、韮崎と 男たちの歪んだ愛や錯綜する気持ち、
そのほかにも出るわ出るわ、伏線の数々。
久々に真剣に読んでも終えるのに三日かかる厚い大作でした。
ただ、あっさり韮崎を殺したのが素人の女たちだったのは…彼女たちの苦しみはわかるけど…
なんか納得いかない…
文庫には短編が収録されてるので、読みたい方は文庫がオススメ。 -
6
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気弱なインテリ青年は十年を経て美しい男妾上がりの経済ヤクザとして麻生の前に現れる。大暴力団の幹部殺害の真相を追う内、麻生は次第に過去に追い詰められ、暗い闇へと堕ちていく。
おもしろかった!上下二段の650ページ越えに3日かけて読みました。同性愛描写が多いのですが、それでも練と麻生の関係がよかったです。誤認逮捕に行き着く麻生の心の揺れや、及川との過去、倒錯した関係の描写が精緻で秀逸でした。 -
よかったら、こちらをご覧ください。
http://tschuss12.jugem.jp/?eid=134 -
昔に読んだ本。
生まれて初めて買ったハードカバー!
文庫になるのを待ちきれなかった… -
悪魔のように悪賢く、美しい男妾あがりのヤクザ……それが、十年振りに麻生の前に現れた山内の姿だった。十年前の気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。この十年の間に何が起こったのだ?新宿を牛耳る大暴力団の幹部・韮崎誠一惨殺事件を捜査する麻生は、次第に過去に追い詰められ、因縁の波に翻弄されて暗い闇へとおちていく……。愛と宿命に操られた者たちの果てしなく長い夜。人間の原罪を問うて、深い感動を呼ぶ傑作。
麻生の魅力がよくわからなかった。 -
うーん! 見せ場?の魅せかたが、いい!
最後の方は鳥肌たちっぱでした。
冤罪か……やりきれないなあ、難しいよなあ。
「山内」と「練」を書き分けたのは、なんかあるんだろうな。それを探るのは面倒でやめたんだけど。(←)
無駄なこと言っておくと、龍さんの名字が麻生じゃなければ、きゅんきゅんできたかもしんない。……すんません。
★ひとつ減らしたのは、あれです、ちょっと節操なさすぎない?っていう引っかかりです…。
でも、及川さん超好きでした。