ブレイブ・ストーリー(上)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (630ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734431

感想・レビュー・書評

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  • ボリューミー。気合いが要る。

  • ヴィジョンでの話より、現実世界での話が気になる。

  • 宮部さんの人物描写が好きで途中までは楽しくよめたのですが、私はどうやらファンタジーは苦手だったようです・・
    物語にどうしても入りこむことができず、途中で挫折しました。子供の頃なら楽しめたのかな。

  • 再読。やっぱり現実パートが長いなと思ったけど二回めだから前回ほど苦にならずにスラスラ読めました。第二部からいよいよ幻界での冒険が本格的になってきて楽しいです。一度読んだはずなんだけど展開を余り覚えてないので下巻が楽しみ

  • 小学生の時に読んだ本。 初めてちゃんとした文庫本を読んで本を大好きにさせてくれた作品。

  • 最後まで結末が分かりません。

  • 中学生の時に読んで、とてもワクワクしながらページをめくる手が止まらなかった覚えがあります。

  • ファンタジーなのにリアリティがあり、おもしろかった。

  • 浮気はするものではない、と痛感した(上)
    人間の心はおそろしい。中下でどんか展開になるのか、ワタルがんばれ!と応援したくなります。

  • < 地元図書館にて借りる。>

    《1800円》《630頁》《ソフトカバー》《角川書店》《図書館》《平成15年発行》《初版》

    【(下まで含めた)感想】
    全然良さが分かんない。
    調べたけど、映画化もアニメ化も・・
    発行部数も結構な数みたいだけど、
    駄目、私全然わからなかった。

    一般の913(小説に)あったけど、
    どうなの大人向けなの。
    人事の人に貰った「おそろし」まあまあ面白かったし、
    続編の「あんじゅう」の
    くろすけのとこでは涙も流したので、
    宮部みゆき、楽しみにしてたのですが・・
    わたしゃには合いませんでしたことよ・・残念。

    中学校の時とか高校の時だったら、
    少し印象違ったかも?
    ラストの物語伝えたいことは物語にの中に
    織りこめられてるし、分かるん、んだけど、
    なんかピンとこなかったなー。
    学ぶ思想はあるんあだけど。
    世界観も、んーって感じで。
    でもヤングアダルトとしてなら、冒険系かつ、
    主人公もそれぐらいの齢だし、いいのかなー思ったり?
    んー、話題作だけど、それ故なんか、
    こう、うーんって思っちゃったなあ。

    【良い】
    ・主人公の両親の描写が中々生々しくて宜しい。
    ・現実部分の人間の描写が良い、良い感じに生々しいし、
    かといってそこまでドロッとさせていない描写だと思う。
    まあ結構際どいと思うけど(笑)

    【分かんない】
    ・全体的に全然わかんなかった。
    ・ラストも言いたいことわかるけど
    何が、ピンとこない
    ・世界観もなんかイマイチ
    ・ひとつひとつの旅がなんか結構ダラッと流れてる感じ。

    【気になった台詞】
    『努力は報酬のためにするものじゃない。自分自身のためにするものだ。』(88頁)

    『ルウ伯父さんが、亘としゃべっていて、自分のことを「俺」と言うのは珍しい。これはべつに、伯父さんだけじゃなくて、母さんも亘としゃべるときに「あたしは」なんて言わない。いつだって主語はは「母さんは」だった。父さんもそうだった。自称するだけじゃなく、お互いに呼び合うときだってそうだった。だから亘は漠然ではあるけれど、大人になると、みんなそういうものなんだろうと思ってきた。先生だってそうだ。主語はいつも「先生は」だ。
     大人になると、セキニンとかヤクワリとかの方が大きくなるから、「私は」なんて、うっかり言えなくなるのだ。だからこそ、大人になるのは面倒くさいのだ。子供の方が、自由でいいのだ。』
    ふむ。
    なんで、「父さん」「母さん」って言うんだろう。
    ううーん?記号であることに変わりはないけど、
    文字であり、言葉であり、意味のある記号であることは確かなんだよなー。
    「私は」と、「母さんは」との意味の差よな。
    「(ひとりの人間である)私はこう思うよ」ってのと
    「(貴方の母親である)母さんはこう思うよ」っての違いか。
    「私は」ってのに比べて
    「母さんは」って主語は意味が付随してくるんだよな。
    ひとりの人間って個体から、母親って個体になる。
    同じ人間であることは確かだけど、
    自分の「母親」を強調してるんだ。
    つまり、子どもに対して
    自分は母親という関係であることの強調?
    聞く感じで言うなら、ひとりの個体より、
    母親とう関係の個体の方が後に響く言葉の印象が変わる。
    「母さんは」って主語は、”私の中にある母親の側面”を出してのとしての発言、って感じかな。
    「私は」っていうよりは、
    ”私”を少し関係で限定させてる感じ?
    _______________________________________
    (ここから下の引用)

    『神を信じぬ者に、神は倒せぬ』
    そもそも存在しないものなど、倒せやしない。

    『子供だから何だというのだ!もともと俺が与えてやった命じゃないか!子供というだけで一生親を縛りつける権利があると言い張るのなら、こっちだって言い分がある。どうしても親がいなくては生きていけないというのなら、そんな命など最初(はな)から無用だ!俺がこの手でサラの命を絶ってやろう。サタミだって同じだ。どうしても、俺がいなくては生きてられないというのなら、俺がこの手で殺してやる!』

    こういうの嫌いじゃない。思わず嗤っちゃった!
    でも、自分が嫌なこと、相手にするのって卑怯じゃない?
    ”殺すなら、自分が死ねよ”って考え方してるから、相いれないわー。
    其れ、あんた自分の親に言われて、納得出来んの?ってまず問いたい。

    そういうの、いっぱいある。
    相手に”何か”する時、まず自分だったらどう感じるか考えるのって、すげー大切だと思うのよ。
    けど、結構訳分かんないのっての、
    そういうのがゴッソリ抜けちゃってるんだよな、きっと。なんて言ったらいいのか。
    馬鹿な、哀れな、とかなんか陳腐な気ぃするし。

    まー上記の考え方は自分個人の考え方だから、なんとも、ですけど。
    でも、殺人とかする気持ちホント分からんわ。
    普通に「殺すなら、死ねよ」って感じ。私はね。
    でも、殺人犯に死ねよとは思えないし言えないし、
    これは矛盾なのかな。
    殺す前の人になら、さっきみたいに言えるんだけど。
    なんだか。きっと、纏まってないんだよね、自分が。
    死刑囚の死だって殺人じゃんな?殺人犯は誰さ。法律?
    死刑囚?殺している人はいる訳で、ややこしいなあ?
    まあ、堂々巡りしそうだからここらへんで止めよう(笑)

    ま、産んだ限り責任はあると思うよ。うん。
    牛は喰うけど、人は喰わんやろ。
    害虫は殺すけど、難民は助けるやろ。
    倫理は同族の情という括りで動いてる。
    血が繋がってるなら、普通尚更。
    どっち助けるか、ってやつ。

    結局、世界と命って情なのだよな、きっと。そう思う。
    皆友達になってしまえば殺せない。酷いこと出来ない。
    情が無くなれば、酷い事が出来る。

    あと、縛れてるのはコイツな、って思う。
    自分次第って言葉を知ろう?
    不幸も幸せも自分の考え方次第だってのに。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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