レヴォリューション No.3

著者 :
  • 角川書店
3.98
  • (355)
  • (240)
  • (355)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 1467
感想 : 305
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048736008

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小説が書かれた古き良き時代(ゲイを軽蔑視したり)を思い出させてくれる.ダメ高校の寄せ集めげ有名高校の文化祭に突撃とか女の子をみんなで守るとか定番の青春ストーリー.仲間の一人が病死するのもお約束.

  • 若いってよいな

  • 読みながら思うは

    何かに一生懸命になっていた自分

    遠く過ぎ去った高校時代

    仲間と共に過ごした日々

    高校時代の一日は大人の一月よりも重い

    そんなことを感じつつも

    読み終えた後に元気が出てくる作品

  • ジャケ(本だと装幀って言えばいいのかな)が秀逸だし、タイトルもいいけど、そんなことは置いておいても作者のセンスを感じる作品。

    ありがちな青春物ともヤンキー物とも違う。確固たるジャンルと呼べるもの。思想があって、理念があって、技術がある。

    シリーズ化されているようなので、他の作品でマンネリ化していないことを祈る。


    「君たち、世界を変えてみたくはないか?」

    「どうして、おまえみたいな奴が高校になんか来てんだ?」
    「おまえみたいな友達が欲しかったからだよ」
    一瞬、抱かれてもいい、と思ったけれど、すぐに思いを打ち消した。

    毛沢東
    「ギョウザ大好き!」




    2015.11.7

  • シリーズ三作目。
    途中からこいつの目線だろうなぁと思っていたけれど、前作、前々作からは見えなかった苦悩やジレンマが垣間見えてこいつも高校生なんだなと思って読んだ。

  • 思春期に読むと間違いなく引き込まれる作品。思い出補正で星+1。

  • 111113

  • GOの作者、金城一紀のデビュー作を含めた三連作。新宿区の落ちこぼれ男子高校生たち、「ザ・ゾンビーズ」が、隣の女子高校の文化祭にどうやって忍び込むか、を中心とした、何とも笑える生態。GOと同様、スピード感満点なのは、石田衣良と似てて、爽快感あり。メンバーの死や、格差や差別もポイントとなってて、ただのバカバカしいお話じゃないところもマル。肩の凝らないものを読みたい時におすすめ。
    相変わらずタイトルと内容が結びついてないのはご愛嬌かな。

  • ザ・ゾンビーズは新宿区のオチコボレ高校の有志たちである。
    彼らは群れることを嫌い、携帯電話を嫌い、頭で出来が良いやつらを嫌い、かわいい女の子を好んだ。自分たちの世界を変えるために、自分たちの世界を動かすために、彼らが動き回る友情の物語。

    -------------------------------

    2014年から2015年への年末年始の余暇時間で読み直した。高校、大学のときに何度も読んだザ・ゾンビーズシリーズはやっぱり色褪せていなかった。

    山下の引きの悪さはどうしようもなく笑えて、誰からも愛される。ヒロシの夢を叶えるのは山下のような男なのかもしれない。日本国には”王”はいないけど、それに代わるようなポジション、山下が総理大臣になって差別や格差をなくしてくれるような気がする。

    ザ・ゾンビーズの熱さには何度も助けてもらったし、これからだって同じだと思う。
    群れるのとは違う。馴れ合いとも違う。
    お互いを認め合うチームワークのかっこよさ!
    ザ・ゾンビーズのまぶしさ、それは青春の輝き。

全305件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1968年埼玉生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1988年「レヴォリューションNo.3」で第66回小説現代」新人賞を受賞。2000年『GO』で第123回直木賞を受賞。

「2020年 『映画篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

金城一紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×