厨房ガール!

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 195
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048737937

感想・レビュー・書評

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  • あらすじ。
    料理学校の生徒ががちゃがちゃしながら日常の謎を解きます。


    「謎解き~」よりは日常の謎が主体ということで
    あまり期待もせず、そしてその通りで読書が終わった。
    歯磨き本です。

    主人公はもと警察官だけど、なぜか料理学校に来てます。
    完全にキャラがあってからの後付け設定なのでちょっと感情移入とかはできない。

    謎は、ついおととい読了したというのに何も覚えていないほど大したことなし。
    一つだけ、レストラン強盗が、入ったレストランに来た客にせがまれたので
    そのままご飯を作り続けて、そこへ来た主人公一味、その味がいつもと違う!!
    もしかしてこのあいだ聞いてたレストラン強盗じゃない!!??
    って感じで謎?を解いたのは正直どうかと…
    そんなのんきな強盗、早晩つかまっていたでしょう…
    鑑識官!! こういう作家をなんとかして!!!!


    最近、こういう軽い本が受けるのかな。
    確かに重い本は疲れるけど、それにしてもこんな軽い本ばかりが
    もてはやされるのって…
    なんか読んだ気がしないんだよな、スナック菓子食べてるみたいで。
    まあまあおいしいし、時々食べたくなるんだけど
    食べた後やっぱり後悔してしまうお味…
    まさにスナック菓子本!!

    気に入った、これは私ジャンルとして勝手に名付けよう。
    うむうむ。


    あっ、未来の私、これはもう再読の必要はないよ~~~☆

  • 本好きには、少し物足りないかもしれないくらいのライトタッチミステリーという感じか。
    大分手直しは必要だと思いますが、映像化したら、面白いかもしれませんね。

  • 星は2,5というところ。
    そこまで悪いわけではないのですが、
    これは児童書ではないでしょうか? もしくは、ラノベ。
    あとがきを読んでも、どうもそんな感じで、小学校高学年~中学生くらいの読者を想定しているように見えます。
    しかし、主人公は28才、その周りのキャラクターもみんなそこそこ年齢がいっていて、そのわりにドタバタしてて…
    ノベルス版でミステリーの棚にあれば気にならないのかもしれないけれど、普通に文芸書の単行本で出ているから違和感をもってしまったのかもしれません。これ、結局何なんだ? と。
    角川にミステリのレーベルってなかったんでしたっけ?

    キャラクターに魅力がないのも痛いところです。
    ラノベ風ミステリなら、キャラの魅力読むというウェイトが高くなると思うのですが、ヒロインが勘違いちゃんな、最近よくある「和製コージーミステリ」そのまんまの造形。

    緊張すると人を投げ飛ばしてしまう、店の高級食材でまかないを作ろうとする、叱咤されると逆ギレする、
    料理学校ミステリで、なんでこんな人物をヒロインにしようとしたのでしょう?
    「憎めないおてんばドジっ娘」って、そんなに万人受けするキャラクターでしょうか。
    というか、万人受けなんだとしても、定型すぎて安易さを強く感じます。
    私なら、28歳にもなって厨房で講師や同僚ををほいほい投げ飛ばすような女にシェフになってほしくありません。
    料理学校の生徒仲間も、こいつらにシェフになられたらたまらんな、と思わせるキャラばかりですね。
    そこがコメディとして面白い! となっていないのが一番失敗しているのでは?


    あと、卒業したら出世にも給料にも段違いの差がつくし、この世界で絶大な権力を誇るが、マクドナルドで一年間バイトをしていただけで入学条件を満たす、できるだけ生徒を落第させない料理学校、って、これはどんな設定なんでしょう。
    実際にコルドンブルーとかってそんなんなのかもしれませんけど、トンデモ設定に見えました。

  • 有名料理学校を舞台にちょっとした事件が発生する短編集。
    キャラクターが立ち過ぎていて、また話の展開もドタバタし過ぎていて、小説というより軽めのドラマの原作といった印象。

  • 料理人が謎を解くんですけどなんかゆるーい。
    ちょっとした料理テクが謎のかぎになってるんだけど
    けっこうゆるいですね。
    キャラが普通すぎるんのか

    なんか漫画読んでるみたいに楽でした。

  • 天ぷらはチャレンジしてみたい

  • 帯に惹かれて読みました。

    調理の専門学校を舞台にした連作短編集です。

    学園物?ですが、調理の専門学校なので、登場人物も大人で、

    新鮮な感じがしました。

    料理は全然で、さらにフランス料理なので

    料理の説明とかの部分は全然わかってないですが、

    美味しそうなのはわかりました。

    拓未司さんとはちょっと違った美食?ミステリーです。

    フランス料理なので近藤史恵さんのほうに近いかな。

    キャラクターもいいし、是非続きを出してほしいです。

    あの二人の恋は進展するのでしょうかね。

  • フレンチ料理学校に通う元警察官の女性が
    事件を解決していく連作短編集。
    料理が謎解きのきっかけになったり
    年齢や出自の違う仲間との繋がりが徐々に密接になっていくのも描いてはいるが
    主人公始め登場人物にイマイチ魅力を感じなかった。
    星2個にしようかと思ったけど
    ツンデレ男子との淡い恋模様に+1

    【図書館・初読・2/24読了】

  • フレンチの料理学校を舞台とした連作短編集。日常系ミステリ。殺人も出てくるけど。会社乗っ取りみたいな話を書くのに、こういうのも書けるんだね。装丁からしてヤングミステリって感じ。POPな。軽く読めて面白かった。料理できる人はやっぱすごい。

  • (収録作品)珊瑚礁コンソメ/重量級パスタ/塩辛ソルト/間違いレストラン/お怒りシェフ/揚げ揚げキッチン/幽霊カラメリゼ

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著者プロフィール

1959年、神奈川県を経て、放送作家となる。99年「T.R.Y.」で第19回横溝正史賞正賞を受賞。著書に「C.H.E.」「キャピタル ダンス」「リスク」など。

「2017年 『ポーツマスの贋作 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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