- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048738224
作品紹介・あらすじ
次世代メディア"ユニット"によって、一躍、時代の寵児となった映像プロデューサー・ナカジ。彼に持ちかけられた新ビジネスは、歴史を一変させてしまうような壮大なプロジェクトだった。だがそこには、恐るべき罠が待ち受けていた…。服部真澄の真骨頂、最先端情報小説の傑作。
感想・レビュー・書評
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随分、昔に読んだ。科学技術の行末を風刺したような話だった。当時は、そんなことができれば、便利と思ったくらいだった。いま、ハードディスクは、テラバイトが普通になってる。これから何年で本作に近づくか、ちょっと楽しみ。
ただ、思い出は鮮明に覚えているより、ぼんやりしているほうがいいと思う。思い出が楽しいことが多いのは、苦しい事を忘れているから。こんな事が可能になったら、思い出はただの記録になってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
車にドライブレコーダーが付いただけでも、嫌だったのに
こんな時代が来たら、
アタマおかしくなりそう -
残念ながら文も内容も好みではない。あとテクノロジ知らない感が耐えられず
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図書館より。
目にしたものをすべて記録できるユニットが普及した近未来の小説。
世界観の説明部分はこんな未来もあるのかなと興味深く読めましたが、何分ボリュームがあるので、話が動き出すのが遅いなあと感じてしまいました。
後半から話は一気に動き出しかなり壮大な話へとなっていきます。これはすごい話になりそうだ、と思ったのですが、話が終息していくとともに期待していたより尻すぼみになってしまった気がします。せっかく大きく広げた風呂敷をあわてて小ぢんまりと畳んでしまったような気がしました。
発想がとても面白かったので後半の壮大な計画をもっと煮詰めて読ませてほしかったな、と思いました。 -
目に映ったもの全てを常に保存しておけるデバイスを、誰もが着けている近未来の話。そのデバイスでの歴史を作る大それた商売をからめて、なにやら複雑な展開があるものの、わりと小さくまとまった、そんな話。
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読了。アニメ化するとイケルかも…
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近未来、自分の記録を残していく機械の話。
15テラバイトで全部収まるみたいな設定。 -
現在とあまりに地続きすぎて 近未来のワクワク感がない
前半は世界観の説明文が多すぎ ある程度は必要だろうが
もうちょっと筋に練り込んでくれればな
伏線部分がバレバレなので 後半の種明かしも とくに
著者が描く2025年には いまだブローニーフィルムが生産されているようで これだけはうれしい限り