ジョーカー・ゲーム

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 4682
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738514

感想・レビュー・書評

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  • 現場の情報だけでなく、ターゲットの経歴や愛憎欲を把握しミッションをこなすスパイの凄さに驚きました。あらゆる知識に精通し孤高のプライドを持って、臨機応変に動く姿は圧巻でした。広く長い視野を持って判断することの大切さを学べました。

  • こんなのファンになるよ。

  • 帯より、「最高にスタイリッシュなスパイ小説」。

  • #読了。初読み作家。「ジョーカー・ゲーム」シリーズ。短編集。帝国陸軍内に結城中佐主導の元、スパイ養成学校D機関が設立される。今までの軍とは完全に異なる思想で、新たなスパイを生みだし成果を挙げていく。張り詰めた心理戦のようなストーリーがよかった。結城の過去がきになるところ。

  • ジョーカーシリーズの第1弾。
    パラダイス・ロストを先に読んでいたのですが、結城中佐なる謎の人物が影で物語をリードしているのは同じで、読みやすかったですし、楽しめました。
    登場するスパイの心の描写を通じて、中心人物の底知れぬ洞察力のすごさを見せつけられます。
    この本もおすすめ。

  •  結城中佐の何もかも見透かしている感が好きだ。わかっていて泳がしてだますってスカッとするなあ。と思ってしまう。最後にはD機関の筋書き通りでしたっていうのが、水戸黄門的で安心感もある小説。

  • スタイリッシュ!初の柳広司san&初のスパイもので、いきなりの★5獲得です。陸軍内に設立されたスパイ養成学校『D機関』。「スパイとは”見えない存在”であること」「殺人及び自死は最悪の選択肢」。クールな諜報戦を指揮する結城中佐、かっこ良すぎです。ジョーカーシリーズ、追いかけます。【第30回吉川英治文学新人賞、第62回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、2009年本屋大賞3位、おくダマ賞2013】

  • D機関シリーズ、1作目。5編からなる短編集。

    大日本帝国時代のスパイもの。期待していた以上に面白かった。単なるスパイアクションというよりは、スパイ養成の段階の物語かな。スカッとヤラれた!という話もあれば、最後の話ではほろ苦さを感じたり。スパイとは何たるものか、その過酷さを思い知らされた。シリーズ続編を是非とも読んでみたい。

  • わぁっわあああ結城中佐かっこいいいい・・・!!
    佐久間を主軸に添えた連作なのかしら?と思ったらおのおの別の話なんですね。そのへんがまた「個人」って感じがしていい。個人的にはテーラーの好青年の彼と卒業試験の彼が好き。最終話のラストはかっこよすぎる。読んでて思わず「うぉっ」と声が出るくらい。
    いままでアニメとかで派手にアクションかますスパイさんたちなら見てきましたが、「死なず殺さず」という方針はびっくりすると同時になるほどと納得。D機関の訓練見てみたい。
    なんとなく読まず嫌いしてたけど愚かでした。続編も読みたい。
    BGMは勝手にELLEGARDENの「Snake Fighting」。

  • スパイ物の緊張感、任務遂行の達成感、そして非情な世界の孤独感。味わいたかった物が全て味わえる!面白い。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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