再生

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 688
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048739436

感想・レビュー・書評

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  •  短編集。ほとんどが実際聞いた話からおこしたものだそう。

     あとがきがよかった。
     そんなに悲観しなくても、大丈夫だ、と強く笑顔で言っている気がした。

     装丁がいい。空の青さはやっぱりいいな。

  • 再生という短編集です。
    短編集はあまり好きではないのですが、こんな短編集があるのかって思った本です。
    この本はそれぞれ別々の話しでありながら、再生というテーマが貫かれています。

  • NHKの番組で世界旅行に持っていくならで紹介されていたので、図書館で借りてみた。
    (確か紹介者は女性だったと思う)

    12編の短編集。
    最初の何作かを読んだ時点では、単なる男側から見た
    エゴイスティックな内容だな?
    と感じてた(何故、女性が進めるんだろう?って)

    でも、読み進めるとどんどん気になって。
    「東京地理試験」では思わず泣けた。

    40年間清掃車の運転勤務を続けた松井は、待望の?
    定年退職となる。
    大好きな将棋三昧を謳歌すべく毎日の様に区民センターの
    将棋教室に通うが、現役時代のそのころとは違った感覚を
    味わう事になる。
    たった2wで挫折した松井は、再就職を目指す事になるが。

    読みやすさ、どんどん読みたくなった本としては
    星4つ ★★★★☆

  • 短編で面白いが、少し短すぎるのとありがちな話も多かった。

  • 12の短編のお話。
    それぞれいいのだが、話の続きを読者に託しているのが、結末まできちんと描いてほしい自分には歯がゆい作品ばかりだった。
    ひとつひとつは暖かく、読んでいてほっこりしてくるのだが…

  • 短編集。みな各々の再生に立ち向かう、前向きなラストで安心して読める。でも同じような話なら重松のが泣かされるだろうなぁ…。

  • 生きていくのは大変で辛いという話が続いてちょっと気持ちが沈んでしまった。でも頑張らないといけないんだなあ。

  • 『約束』の続編とでも言う短編集。
    どこにでもありふれていそうな物語の数々。あとがきを読んで、石田さんが実際に聞いた話を物語にしたそうで、思わず納得!どの話もとても心温まる話だった。

  • 12話の短編。身近な日常目線で切り取り物語にしてしまう技術は圧倒的なうまさだと思う。本作品では、そのうまさが、短編という制約のなかで、喪失から再生への過程をさらっと薄くしてしまっている気がした。仕事始め等、自分と同じ悩みに共感できる部分は多かったので、やや残念。石田さんの短編は表題作『再生』のようなファンタジー性のある作品に魅了される

  • 短編だし、すごく読みやすかった。
    読みやすいけど色んな意味の再生があって
    ちょっと感動できたかな。

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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