閉ざされて

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740074

感想・レビュー・書評

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  • 何かで見て読んでみようと思ったんだけど、何でだったかな?イヤミス?
    読み終わって、すっきりするでもなく、納得したわけでもなく、ふーんってとこ。

    汀(本人はみぎわと読んでいて戸籍上はてい)が実は男で女の子格好をしたいのは、はっきり男と出してないけど、そうかなってわかる。
    兄の(さんずいに)合は汀とはあまねと呼ばせていた。戸籍上はごう。汀は理解されてると思ってたけど理解されてなかったし、戸籍くれって言い出しちゃうヤバいタイプ。

    ティアラは緑が金庫から取り出していたから父親の手紙を汀は読んでいない。でも母親も苦悩したと知って汀の心は変わらないような?

    著者の本読んだことあったっけ?位で作風知らないからか、ちょっとがっかり。
    あとがきで表紙に使ったハンマースホイの(ハマスホイ)絵がモチーフとのこと。ホントそれだけ。

    2009遺体発見 1980結婚式 2年過ぎ子が欲しくなった 2005早苗の遺書の日付
    間の4年は漂っていた時間?
    後頭部の骨折は兄に引きずられたときではなさそう。飛び降りたときのものか
    兄は汀のペンダントをダイヤと知っていて譲れって言ったけど、自分のを売るだけでも大きな額のはずだから、彼女に譲ったあとに、高価と知った?ティアラ以外にも残ってそうだし。

  • 父がそろそろ危なくなり、遺産の分配の件で主人公は義母と義姉妹ともめることに。そんな時、東京に居る実兄が行方不明に・・・。遺産問題でもめる、と言っても、主人公視点の三人称で話が進むので、あくまでも主人公の主観だったりするが、確かにそうなんだなあと。さらに絡むのがジェンダー問題。隠して書いてるようだけれど、雰囲気で「たぶんそうなんだろうなあ」と分かる。主人公が弁護士に色々言われるところは辛かったなあ。

  • closedとかsealedとかlookedとかが好きなキーワードでして。
    相続絡みのミステリで意味なく家族構成員が多いのありますが、そういうのがなくて。きっちり「きょうだい4人」に役割が振られてて、その辺りは好みなんだけど、ネタが割れるのが少し早くて、ラストがダレた。

    私、わりと最後まで騙されてる「良きミステリ読み」なので、お利口な人はもっと楽しめないのでは・・・・

  • 実に篠田真由美さんらしい話…
    特に真相にも意外性はないので、ミステリではなく耽美な話として楽しみました。

  • 思い込みで読み進み・・・
    なるほど~~と
    でも兄はちょっとねえ

  • 最初の数行で主人公の設定がわかるのはわざとだろうか?

    最近函館に行ったばかりだったので、街を思い出しながら読めたので、星一つおまけ。

  • 旧家の家族を巡るどろどろとした物語。最後のオチはなんとなく予想がついたけど、文章が上手いので飽きずに読めた。

  • 途中からオチがチラチラ垣間見えるが…

  • 初期段階で主人公設定に気づいてしまい、
    がっかり。
    ストレートな手がかりをちりばめすぎ。
    あと日本語が?となるところが多くて校正さーんと叫んでしまった。
    もう少し時代設定が前じゃないと
    説得力がない気がする。
    数十年前の九州とか。
    澪の設定は過剰だと思う。
    まさに蛇足。
    もっとラストまでわかんなかったら楽しめたはず。

  • ■閉じた世界のナルシスティックなストーリー。函館が舞台なんだけどなんとも暗い雰囲気が漂っていて、一昔前の日本映画のような色合い。

    ■残念ながらページ半ばで最後のトリックがわかってしまったんだよなぁ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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