- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048740074
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
父がそろそろ危なくなり、遺産の分配の件で主人公は義母と義姉妹ともめることに。そんな時、東京に居る実兄が行方不明に・・・。遺産問題でもめる、と言っても、主人公視点の三人称で話が進むので、あくまでも主人公の主観だったりするが、確かにそうなんだなあと。さらに絡むのがジェンダー問題。隠して書いてるようだけれど、雰囲気で「たぶんそうなんだろうなあ」と分かる。主人公が弁護士に色々言われるところは辛かったなあ。
-
closedとかsealedとかlookedとかが好きなキーワードでして。
相続絡みのミステリで意味なく家族構成員が多いのありますが、そういうのがなくて。きっちり「きょうだい4人」に役割が振られてて、その辺りは好みなんだけど、ネタが割れるのが少し早くて、ラストがダレた。
私、わりと最後まで騙されてる「良きミステリ読み」なので、お利口な人はもっと楽しめないのでは・・・・ -
実に篠田真由美さんらしい話…
特に真相にも意外性はないので、ミステリではなく耽美な話として楽しみました。 -
思い込みで読み進み・・・
なるほど~~と
でも兄はちょっとねえ -
最初の数行で主人公の設定がわかるのはわざとだろうか?
最近函館に行ったばかりだったので、街を思い出しながら読めたので、星一つおまけ。 -
旧家の家族を巡るどろどろとした物語。最後のオチはなんとなく予想がついたけど、文章が上手いので飽きずに読めた。
-
途中からオチがチラチラ垣間見えるが…
-
初期段階で主人公設定に気づいてしまい、
がっかり。
ストレートな手がかりをちりばめすぎ。
あと日本語が?となるところが多くて校正さーんと叫んでしまった。
もう少し時代設定が前じゃないと
説得力がない気がする。
数十年前の九州とか。
澪の設定は過剰だと思う。
まさに蛇足。
もっとラストまでわかんなかったら楽しめたはず。 -
■閉じた世界のナルシスティックなストーリー。函館が舞台なんだけどなんとも暗い雰囲気が漂っていて、一昔前の日本映画のような色合い。
■残念ながらページ半ばで最後のトリックがわかってしまったんだよなぁ。