閉ざされて

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740074

感想・レビュー・書評

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  • 「函館の西郊に海に臨んで建つ、白いモダニズム風邸宅、雪華荘。その閉ざされた館で孤独な生活を営む汀、東京にいる兄の洽、後妻母娘とのあいだで父の遺産を巡り確執が深まるなか、兄が謎の失踪を遂げた…。鮮やかな叙述で導かれる、驚愕のトリック!」
    面白く読ませるけど途中から汀の正体は予想がつく。鮮やかな叙述というよりも思わせぶりな叙述で、書き下ろしミステリーとしては人物の描き方が破綻しているような感がある。

  • けっこう面白かった気がする。
    詳しくは忘れました(汗)

  • 函館の西郊に海に臨んで建つ、白いモダニズム風邸宅、雪華荘。その閉ざされた館で孤独な生活を営む汀は、東京にいる兄の洽との手紙のやり取りが、唯一の心のよりどころだった。だが、脳梗塞で倒れ隠棲している父・博通が残そうとしている遺産をめぐり、後妻母娘とのあいだで確執が深まるなか、兄が謎の失踪を遂げた・・。

    これ、ラストシーンかなりビックリ!! 「えっ?!」って感じでした!
    このラストシーンのために、途中たらたら読まされた感じ~

  • 独特の雰囲気が魅力的なミステリ。一番メイン?のネタ部分については、わりかし分かりやすい気がします。いかにも思わせぶりな描き方ですしね。なのでさほど驚愕の結末、ではなかったかも。
    でも物語としての面白さは、それが分かったからといって損なわれるものでもないです。それぞれの人間関係のどろどろした様だとか、過去の事件?の真相等々。引き込まれて読まされました。このタイトルも、なんだか切ないです。

  • とても面白く読みました。
    大体の読書時間は電車内と寝る前なので、
    途中でやめるのが辛かったです。
    ネタばれになるので、詳細は語れませんが、
    気になっていた謎がラストで氷解し、
    久々にカタルシスを得ました。

  • 相続争いの話に、出生の秘密やら異母兄弟やらいろいろ出てきて、死体も出てきて、なんかドロドロしすぎ。2時間ドラマとかにしたらはまるかも、な感じ。

  • どうした篠田真由美!!
    気になる要素をてんこ盛りにし過ぎ
    簡単なミステリーがより進んでしまった
    建築探偵が心配だ・・・

  • 2010/02/16読了

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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