独創短編シリーズ 野崎まど劇場 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.81
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本棚登録 : 789
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048910996

感想・レビュー・書評

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  • (2013.1)

  • 裏表紙からカバー裏にまで所狭しと掲載された混沌のショートショート。最近はライトノベルで感想文を書く子供を快く思わない風潮があるらしく個人的には好きなもので書かせてやれよと思うのだけれど、この本で感想文を書こうとする子供がいたならば阻止すべきだと思う(褒め言葉)。全編を通じてブラック寄りなギャグ作品が多いなか『魔法小料理屋女将駒乃美みすゞ』なんかは島耕作シリーズっぽい。タンブルウィードを@で表現した一作目をみて「あ、なんでもアリなんだな」と耐性ができた。好きな作品は将棋と鷹狩と選評あたり。余談、でもないが過去作のインタビュー記事で顔写真をみたばかりだったので袖の作者イメージ画像で笑った。・・・ところでトムルルってなに?

  • ザ・ショートショート。個人的には割とどれも楽しめたかな。オムニバス形式なんですいすい読めるし、短編だからサクッと読める。視覚的な読み方をする短編もあったし、こういったお遊び要素の強いものは斬新で面白いですね。没作品も没にするのはもったいない気がしたけどな。まぁここで読めたからいいのか。

  • 将棋とかラーメンとかパネェマジパネェ。妖精の一行目の破壊力とかとんでもなかった。
    電車では読めない本。

    あと、ひそかにライオンガールズのラストが好き。

  • 時々ぷっと笑い出してしまう。でもけっきょくよくわからない作品でした。堤さんの物語、もっと掘り下げて欲しかったかな。オチもちょっとわからなかったです。まだ若いのかな笑

  • 12/04/2012 読了。

    野崎作品、初挑戦!
    アムリタから気になってはいたのですが、ここへきてこれを購入。

    ネタが全て分かれば、もっと笑えるのかなぁ・・・と思ったり。
    短編、につぐ短編なので、いくつか笑えなくても、
    必ずツボにはまるものがあると思いますので、大丈夫な気がする。
    何個か吹いちゃいました笑
    (バスジャックとラーメンの話とか、棋士の続きが知りたい・・・。
    後、没作品も私はなかなかツボでした!)
    さっくさく読めますし。
    イラスト多彩なので、それもまた楽しい。

    にしても、
    こんな本もありなんですねって、作者さんも凄いと思いますが、
    出版にGOサイン出したのもすごいっすって感じですよ。

    ちょっと他作品も購入したくなってきました。

  • アイディアとしてのインパクトが一番強かったのは冒頭の作品
    2chの書き込みをそのまま物語にしたような

    全体的に見て、没ネタと書きおろしが良くて、連載分はまぁまぁという感じ
    好き勝手やればやるほど面白いということか

  • 猛烈にしょうもなくて、最高に笑える「電撃MAGAZINE連載」の短編集。
    ショートショートに近い短さで、さくさく読めるから、
    いつの間にか読了しています。
    1ページ目で笑いのツボに入った方なら、最後まで楽しめます。
    (そこでダメだったら、あきらめてください)
    よくこれだけネタが思いつくものだと、作者のセンスに感心。
    紹介分読むより、とりあえず1ページ読んでみることをおススメする。

  • 自由。そのひと言に尽きる。

    書店で見かけたら、最初の短編の一ページ目をちら見して欲しい。

  • 2012 11/16読了。WonderGooで購入。
    メディアワークス文庫の勇・野崎まどによる、超実験的短編連載+αをまとめたもの。
    「わけがわからないよ」というような話ばかりでオイオイオイ(汗)
    挿絵なしで成立しない話なんてのは当たり前で、そもそも小説なの? 的なものも多数。
    実にいい。
    特に良かったのは「雷撃小説大賞」の選評、という体のボツ原稿とか。
    そもそもボツになっているあたりがさらにw
    そしてボツ原稿載せるのかよw

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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