ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)
- KADOKAWA (2013年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915298
感想・レビュー・書評
-
女の子…だと?w
web版既読者には驚きの表紙キャラでしたね。
っつーかなんで彼女たちが表紙に選ばれたのか?ww
まずカーディナルかアリスちゃうんかい?
それをもっとふさわしい巻までとっておくにしても、
せめてファナティオだべさw
まあ、そんなことはいいですけど、
やっぱり前巻もそうでしたが、この辺りは説明多すぎですね。
というより”アリシぜーション”自体が説明過多なタイプなので、
その辺もう少し修正してくるかと思っていたのですが…
まあ、あんまりいじると綻びも出やすいですし、
説明は今後のために必要なので仕方ないと言えばそうですが。
ただ他にも、
戦闘中他の騎士に動きが無さ過ぎるとか、
無駄に高い塔の詳細が不明すぎるとか、
文庫化に際して修正できそうな点が手つかずなのが、
個人的には残念でした。
アドミニストレーター編は順調にいけば残り2冊ってとこでしょうか?
アリシゼーション自体はまだ半分にも届いてないし、
削ってるターンもあるのでまだまだ続きそうですねえ。
アリシゼーションのその先は何年後になることやら…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の二人、誰!?
Web版既読組だけど全然分からなかった。
読み進め、二人が登場しても覚えているような覚えていないような。
確かにこんな立ち位置のキャラがいた気がするけど、あれって確か…
確認してみたところ、あーなるほど、そういうことか。
いろんな意味で表紙詐欺w
そんなわけでアリシゼーション編4巻となる「アリシゼーション・ライジング」。
前半はカーディナルとの会話を通して最高司祭の正体や目的、そしてアンダーワールドの今後が明かされます。
んー、物語に動きがなく終始説明だから少し退屈だったかな。
アドミニストレータの過去は本人の一人称視点で過去編をやっても良かったんじゃないか…まぁそれだけで1冊になっちゃいそうだけど。
でもいずれは読んでみたいものです。
後半は「ライジング」と言うサブタイトルの通り、セントラル・カセドラルをキリトとユージオが昇っていきます。
そこで出会う整合騎士達とのバトル。
キリト&ユージオの視点だとどうしても整合騎士はアリスを奪っていった酷い奴らと映るけど、もちろんそれだけじゃないんだよね。
整合騎士たちはダークテリトリーからのやってくる闇の勢力から人間たちを守っているわけで。
人間たちの味方と言う一面もあるわけだ(むしろそちらが本質か)。
正義の反対はまた別の正義。
川原作品にしては珍しく、確固たる決意を持っている敵キャラとの戦いはやはり燃えるものがある。
特にP246のイラストね。人類のために決死の覚悟で戦う整合騎士ファナティオ・シンセンス・ツーの姿はほんと美しい。
動きのなかった前半部のせいでやや地味な印象のある巻だけど、それもこの後の怒涛の展開に向けた”溜め”。
ラストでようやく相まみえたアリス。その先に見えるアドミニストレータとの決着。アンダーワールドの行く先。
今後も息のつけぬ展開が続くでしょう。
続きも楽しみ!
…以下余談。
今回印象に残ったのが昇降係。
天職により使われる機会もあまりないであろう昇降盤に縛られ、名前も忘れる程の時間を過ごしてきた。
でもあの子もNPCではあっても機械ではないんだよね。
そんな昇降係が抱いた、昇降盤で自由に空を飛ぶという夢。
叶えてほしいなぁ。 -
2013/04/10
⇒中古待ち