わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784054058460

感想・レビュー・書評

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  • 現代のアンネフランクを作りたいのだろう。
    価値観が西欧的、啓蒙的すぎて、国内で理解されるのが難しいのはわかる気がする。
    そして、西欧的、啓蒙的すぎて、ヨーロッパにはとても親和性があるところも難しい問題だ。
    ここまでくるとパキスタンの価値観の外部だから、もう彼女の声は外部の敵の手先の声として聞こえてしまうのかもしれない。外部になったら、ただの宣伝マシーンになってしまう。難しい。

  • 同じ地球に、これだけ違う文化、生き方のある国があるとか
    、もはやファンタジーの世界。日本に生まれた幸運を感じずにはいられない。

  • 教育とは何か、を考えさせられた。

  • マララさん尊敬します。

  • パキスタンで女の子が教育を受けられるように活動する少女のお話。タリバン政権にターゲットにされ、銃弾を受けるも多くの支援者からの愛で一命を取り留めた少女。

    パキスタンやアフガニスタンで起きている現実、貧困や教育の実情、紛争の現状が1人の少女から見た視点で書かれている。

    日本にいると麻痺する当たり前の幸せ。
    でも世界の現実はそうではないこと。
    子供たちが紛争に巻き込まれ、貧困のための労働力とされ、教育を満足に受けられないケースもある。マララたちのように、女ってだけで学校に行けないケースもある。

    偏見や不平等がはびこる社会。
    せめて、どんな子供でも安心して学校に通える社会を作りたい。
    武力ではなく、知力や思いやりで支え合う社会になったらいいな。

  • 女の子にも教育を、の背景。
    活動、事件。

    C0098

  • 治安の悪い環境でも学ぶことに対する情熱。
    恵まれている人は読むべき。
    教育を受けられることに感謝を。

  • けっこう過酷な状況がよくわかります。
    世界は変えられると思います。

  • とてつもなく強い人です。賢くて勇気があって。歴史上に残る人になるでしょう。
    お父さんが女子教育に力を入れた素晴らしい人なんだね。
    2015年12月公開の映画は絶対観に行こうと思う。

  • 【最終レビュー】

    ノンフィクション・図書館貸出。

    12月・映画化公開原作本。

    一ページ、一ページ、びっちり埋め尽くされていた『彼女の内面から、存分に滲み溢れ出る』かのような

    《渾身の魂に込められたかのような『深く、熱く、繊細』に綴られた『マララさんの熱気』》

    ラストまで、一線でそのままに伝わってくる

    《圧巻さ》に《脱帽の一言》でした。

    両親の存在感(背中)をシッカリ見据えながら、想像を絶するぐらい、いや、それ以上に、言葉では到底、言い表せない

    『とてつもなく、内戦が入り乱れながらの「過酷な環境」』の中で、現地の方々が、どう暮らしているか等の

    〈知恵〉とも言える〈様々な小さな『ヒントの数々』〉

    マララさん自身、家族、親しい間柄の方々が体感したことそのままに書かれていました。

    そこから、今まで全く未知だった、国内・国内外の関係性、それぞれで、ささやかないざこざから見えてくる

    〈地元の人達の『本当の目線・抱えている心境』そのもの〉

    〈入り乱れた地元の歴史を通しての、マララさん自身にとっての地元愛…〉

    〈教育を受けることの至って当たり前かつ基本的なことが、まだまだ浸透されていない『世界中に起こっている「複雑な環境下」』〉

    などを通して

    《ありふれた中でのシンプルな幸せとは何か?》

    を、読者の一人一人に問いかけられているかのようでした。

    今は、英国在住。

    《本とペン(映画も)》が、心から本当に本当に大好き、マララさんの度量。

    《少女という名に臆することなく、一歩一歩、歩もうとする姿…》

    同じ一女性としても、大いに心から拍手を送りたくなるぐらいに…

    マララ基金サイトもあります。

    これ以上はネタバレになるので、この辺りで…

    後は、12月、マララさん本人の実際の姿を通して、どう映し出されながら、実際、活動されているのか、映画館で確かめようと思います。

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著者プロフィール

女性人権活動家。「女の子にも教育を、学校に通う権利を」と訴える。タリバンによる狙撃被害から一命をとりとめ、その後も教育のための活動を続けている。14 年ノーベル平和賞受賞。

「2020年 『マララが見た世界 わたしが出会った難民の少女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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