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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061340350
感想・レビュー・書評
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明治34年生まれの海音寺潮五郎と大正12年生まれの司馬遼太郎という歴史小説の大家二人の対談集。ほぼ親子ほど年の離れた二人だが、お互いの知識見識に対する敬意と親近感に溢れ、例えていうと気の置けない友人同士がタイムマシンという列車に乗って時空を超えた旅をしながら、車窓を流れ行く景色について夢中になって語り合う、と言った感じかな。この対談は昭和44年今から半世紀も前に行われたものであり、高度成長真っ只中の日本が毛沢東の中国と軍事政権下の韓国に経済力では圧倒していた時代なので、今日とはだいぶ時代環境は異なるが、お二人ともに古代から連綿と続く中国や朝鮮半島ととの関わりに対し深い敬意と温かい眼差しを持たれている、と言う印象を受けた。
国と国の関係を考えるには、お互いに出来るだけ長い物差しを持つ必要があるのかもしれない、そんなことを思った。 -
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海音氏は司馬氏の10も上なのか。海音氏のいうことのほうがちょっと硬派である。