豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2 (講談社青い鳥文庫 18-2)
- 講談社 (1980年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061470330
感想・レビュー・書評
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「コロボックル通信社となかまたち」
滅んだと思ってた。
本当に存在し見守り続ける家系があるとすれば、簡単には見つからないだろうし難しいだろうな。
残せる知識があればあるほど、後世に自分の後を継ぐ者が苦労せず交流できるだろうな。
「コロボックル通信社は動きだした」
記憶の彼方にある。
幼い頃に見たものがなんだったのか、簡単に思い出せないだろうし当時の記憶は曖昧だろうしな。
答えに近づいてるのかすら分からない問題だが、噂でも何でも頼りに進むしかないよな。
「コロボックル通信社の事務所」
出来上がったのは。
自分たちの仕事場はいつか出来ると思っていただろうが、こんな立派なものとは思わなかったろ。
見つかるとは思っていなかっただろうが、幼子が一人というのも予想外だっただろうな。
「コロボックル通信社が見つけたこと」
誰にも話さない事。
信じて貰えないのがオチではあるだろうが、もしも何かがあると良くないから黙る方がいいだろ。
上手く切り抜けたられたから良かったものの、危うく命を落とす事になりそうだったな。
「コロボックルに春がくる」
匂いが届いてない。
いつまでも気付かないままだと、努力の結晶が無駄に終わり諦めてしまっていたかもしれないな。
残されていた手記を読み解く事が出来たら、大切な事や生体など沢山分かりそうだよな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コロボックルシリーズ第2巻です。
今回は人間から見たコロボックルの世界を描いたお話ではありません。
コロボッコル社会の中で絶滅したと思われていたマメイヌを、コロボックル達自身で探し出す物語でした。
1巻の「誰も知らない小さな国」で味方になってくれたせいたかさんとおチビさんが結婚したことで、もっと人間とのかかわりが描かれているのかと期待したのだけどそうではなかった・・・なんか残念。
マメイヌさんもかわいいけれど、捕まえた後のことはほとんど描かれていないので、人と犬のような関係性が築けたのかは不明です。。
楽しい話ではあるけれど、1作目が名作過ぎたな。
ってことで、甥っ子ちゃん達のプレゼントには本書の1巻にしようと思います。 -
「だれも知らない小さな国」からはじまるコロボックル物語の二作目。
せいたかさんとおチビ先生は結婚して子どもが生まれています。
コロボックルの国も順調に発展し、風の子を中心としたメンバーも相変わらず元気に活躍しています。
今作では、昔コロボックルが飼い慣らしていた「マメイヌ」が実はまだ絶滅していなかった、という情報を得てその存在を確認し、捕まえることを目指してコロボックルたちが奮闘する物語です。
バトルシーンなどはありませんが、ワクワクドキドキする話に仕上がっていて、児童文学としての完成度の高さを感じます。
さらにシリーズの奥行きが増していくような読後感ですし、受験に邁進する前に小学生の頃に是非触れてもらいたい作品です。
ただ、コロボックルの作る機械や仕掛けの仕組みがイマイチよくわからず(そういったことを気にするのは無粋だとは承知していますが)、どうしても「現実的な」大人の読み方をしてしまう自分に年を感じてしまいました。 -
コロボックル(小人)が小さいから、この本に出てくるマメイヌもすごく小さいんだろうなと思った。
マメイヌを見つけるために、自分たちが危なくなったのに、マメイヌ探しを続けられるのが、すごいと思った。 -
シリーズ2作目
【蔵書・再読・11月10日読了】 -
2011.8.18〜
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コロボックルシリーズ