豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2 (講談社青い鳥文庫 18-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061470330

感想・レビュー・書評

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  • 前作の話の続きとなっており、そのため世界観に深みを感じた。そして何より物語全体に漂う他者への気遣いや会話に心が暖まる。
    登場人物の呼び名もまたおかしくてかわいい。

  • ぼくはクリノヒコ。身長3センチ2ミリ。コロボックルの中では大きいほうだ。ぼくたちの国で新聞を出す話をしているときに、大ニュース。先祖が飼っていた豆つぶぐらいの小さないぬ。“マメイヌ”が、今も生きているかもしれないという。創刊号はこのスクープだ!日本が誇る傑作ファンタジー。(裏表紙より)

    前作から数年経ったあとの、矢印の先っぽの国のお話。今回の主人公は「風の子」の異名を持つクリノヒコを中心とする、コロボックル通信社の面々です。ただの伝説だと思われていたマメイヌを、小さな手がかりから見つけ出していきます。

    様々な特技を持った仲間と共に、「いるのかどうかもわからないマメイヌを探す」というストーリーに、とてもワクワクしました!おチビさんが可愛い!この「コロボックル物語シリーズ」の、夢あふれる部分を最も体現している1冊だと思います。

  • 先日「星からおちた小さな人」が文庫化されてるのを見て、
    懐かしくて思わず購入。
    それでうちにあったコロボックルの本を
    もう一度読み返そうと思ってこちらを再読してみました。

    やっぱりおもしろかったです!
    流れている空気感がいつもさわやかでやさしくて
    安心して読めるお話。
    少しミステリー(謎解き)や恋愛の要素も入っていたりで
    そういった部分でも楽しめました。

    佐藤さとるさんのお話と村上勉さんのイラストの
    両方があって「コロボックル」が完成するという思いを
    改めて感じました。

  • なにごとにおいても基本的に「続編」というものを好みません。
    本編を越える作品に出会えることは滅多にないから。
    だから「誰も知らない小さな国」の続編であるこの作品もずっと読まずにきたのですが、ふと思い立って読んでしまいました(笑)

    うん、まぁ、面白かったですよ。
    もうちょっとマメイヌを捕まえてからのことにもページを割いて欲しい気はしたけれど。

  • 佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを読み返したくなり、少し時間はかかりましたがようやく全巻揃えました。今新刊では置いてない書店が多いですね。色々新しい本が出ているからでしょうか。古本屋さんで半分くらい揃えました。

    子供の頃胸を躍らせて読んだ思い出のあるコロボックルシリーズ。今読んでも本当に面白いです。と言うかシリーズの第一話にあたる誰も知らない小さな国は最初のトリモチの辺りからきちんと覚えていたのですがこのマメイヌの話はほとんど覚えておりませんでした。確かに読んだはずなんですが…
    そんなわけで初めて読む本の用にワクワクしながら読み終わりました。

    昔読んだ懐かしの児童書をもう一度読み直したくなりましたよ。メリーポピンズやモモちゃんのシリーズとか。

  • 20070106
     コロボックル物語2
    コロボックルの町の様子を想像すると楽しい。最後のページの新聞の字を虫眼鏡なしに、まだまだ読めるのもうれしい。

  • コロボックルシリーズの2作目。児童書ながら、イヌの捕獲プロジェクトが良く出来てる。

  • これもシリーズごと愛してる。理想の男性は未だにツバキノヒコです(笑)。こころのふるさとなんだ。流れる空気も、人の香りも大好き。

  • コロボックルシリーズ第二弾。
    昔、コロボックルが飼っていたと言われているマメイヌという小さな犬を探しに行く冒険のお話。
    若いコロボックルたちの愛と青春を描いていて、読んでいて幸せになれます。
    コロボックルシリーズの中で一番好きなお話です!

  • コロボックルの国が国として発展していき、大きくなっていっている過程を見届けられて嬉しい。

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著者プロフィール

1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。1959年、『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞他を受賞。コロボックルシリーズをはじめ、『かえるのアパート』、『おばあさんのひこうき』などの名作を次々に発表。日本の児童文学の代表的作家の一人。

「2009年 『もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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